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CIAM
95
10,551
#naet
ゆの。元さくさくぱんだ
100
風花
18,825
『なおきりさん見てよ、あのダレきったカオ』
『わー締まりがない』
目が覚めて、隣に彼女がいるって
なんかすごい特別で
『昨日の今日だもんなーそりゃなー』
『しばおも嬉しいんだよ』
朝ごはん一緒に食べて、今日の予定をお互い確認して
『あくびしてたし』
『うりりんえぐ』
帰ったらこれやりましょうね、とか
お夕飯何食べますか?、とか
『でもなんかさー、相変わらずだと思うけど僕は』
『そう?』
小さな約束が一つ二つあるってなんかいいじゃん。
それが短時間で叶えられるって、いいなって
るなさんがにこにこしてて、幸せで
だからこそ慎重になるというか
まぁ、すげー幸せって、思っ
『恋に恋してる感じ』
『あーそれな』
「うるせぇな…」
ディスコをぶったぎりたい。
人が幸せ気分なのにガヤがうるさい。
『思ったことを言っただけ』
「なんだよ、その恋に恋してるって」
『るなは?』
「るなさんはのあさんとじゃぱぱさんと会ってんの」
自分の言いたいことだけいってくるハゲたちに、ぶっきらぼうながらに相手をした。
人の恋路を応援してくれた二人には感謝しかないけれど、時折茶化しにくるのはどうにかして欲しい。
今日は撮影があり、たっつんやもふくんもいたのだが
二人はこの後編集に謎解きイベントの出席らしく、早々と退出してしまった。
ディスコに残ったハゲたちが暇してるだけだ…俺は暇じゃねぇけど。
「なおきりさん、俺はもう恋に恋してないってば」
『だといいけど』
『るなじゃぱぱさんと会ってんの?めんどくせーことになんない?』
「のあさんいるから大丈夫だと思う」
なかなか丸一日一緒にいられずもどかしい。
今日も自宅で仕事だったから、るなさん家にいてもいいよとは伝えたけれど…
「のあさんに、”たまにはるなさんと会う時間ちょうだい?”なんて言われたら、なんも言えないじゃん」
『『確かに』』
“---るな邪魔になっちゃうから、外に出ますね”
見かねたのあさんが気を使ってくれたんじゃないかな。
それにるなさんのこと、邪魔なんて思ったことないのにな。
「後誰だ、エロいあくびとかいったの」
『エロいとはいってねーけど???』
「あのなぁ、なんもしてないから」
『『え』』
予想外だったのか、ネジ外れの声が重なり合った。
昨日はあれから普通に寝て、普通に起きただけである。
『…ま、シヴァさんらしいけど』
「何その沈黙、やめてよ。かわいそうじゃん疲れてるし。あと俺そんなガッツかないからな!?」
『『え』』
「なにその”え?”って、心外なんだけど」
キャラ的にそうかと思われるだろうけど。
俺はそんなんじゃないよ。
『あ、違う』
「なんだよ違うって、違わないし」
『ふふふ、まぁいいや。可愛すぎて大事なのはわかるけどさ、』
『るなさんの気持ちも汲んであげなね』
なんでわざわざ、なおきりさんはそんなこと言うんだろう。
るなさんとは良好だし、気持ちを無視してるとか一切ない。
恋愛に関して、俺より何倍も理解してるなおきりさんから言われるの
理解できなかった。
『わかったー!しばさんがっついちゃうんだろ!るな残り6日間もたな「うり!!!」
『wwwww』
ノンデリに明るい声で答え言われて、思わずでかい声で被せた。
side Runa
懐かしいな、とるなが言ったら
二人とも笑ってた。
高校生のとき、東京に出てきてすぐ
のあさんとじゃぱぱさんがいろんなところに連れてってくれたっけ。
たくさん遊んだなー…
「二人とも遊んでくれてありがとうございます」
「るなさんと三人で遊んだの、久しぶりかも」
のあさんがアイスミルクティーをストローでゆっくりかき回した。
まだ熱い夏の真っ盛り。三人でカフェテラスでゆっくり休んでた。
「最近はるな、シヴァさんとばっかりだったから…」
「ごめんね、じゃぱぱさん」
「いじけないの」
ストローを齧りながら、じゃぱぱさんが言った。
「誘っておいてあれだけど、今日お家にいなくてよかったの?」
「今日は脱獄ゴッコの撮影なんですって、るないてもお邪魔かなぁって」
「邪魔じゃぁないよ、しばおいて欲しかったんじゃない?」
「えっるな邪魔だからでますって、言っちゃった!」
どうしよう、余計なこと言ったかなぁ。
でもしばさんにはあんまりいろんなこと気にしてお仕事してほしくないし。
いじけて出てっちゃったって、思ったかな。
「ま、私が誘ったんだから何にも言えないよ」
「そっか…」
「でも、るなさん邪魔だなんてしばおは絶対思わないから」
「そうだよ、るな大好きなんだからさーシヴァさん」
「どうしてじゃぱぱさん、機嫌悪いの?」
「ヤキモチだよ、ほんともう過保護なんだから」
痛いとこをつかれたのか、じゃぱぱさんがそっぽを向いた。
いつまでも心配してくれて嬉しいけど、るなもう二十歳なんだしなぁ。
「あ、しばさんからだ」
テーブルに置いていたスマホが光る。
“もう終わったよ”シヴァさんからのメッセージだった。
「もう終わったみたいです」
どうしよう、思ったよりも早く終わったんだ。
まだのあさんとじゃぱぱさんと遊ぶ予定だけど…こーゆー時早く帰ったほうがいいのかな。
そわそわしていると、のあさんが様子に気づいたのか
声をかけてくれた。
「撮影スムーズに行ったんだ、いつもより早めだね」
と、これはじゃぱぱさん。
「るなさん大丈夫?帰る?」
「あの、ええと…」
話を返そうとすると、またスマホが光った。
“のあさんとじゃぱぱさんと、ゆっくり遊んでおいで”
画面に、こんなメッセージが浮かんだ。
「ううん、まだ遊びます!」
欲しい時に言葉をくれるしばさん、すごいなぁ。
まるでるなの気持ちがわかってしまったみたい。
(早く会いたくなっちゃうな)
そう思って、スマホを伏せた。
急がなきゃ。
のあさん、じゃぱぱさんと遊んだ帰り。
もう少し早く帰る予定だったんだけど、遅くなっちゃって
今日は帰ったら一緒にご飯を作る約束なんだけど…
(のあさんのオムライス、一緒に作るんだもんね)
借りていた合鍵で中に入る。静かなのでいないと思ったけど、リビングは明かりが灯してある。
「シヴァさん、すいませんおそくなりまし「あれ!?るなさん!?」
るながリビングに入ると、腰にエプロン巻いたシヴァさんが玉ねぎと包丁を持っていた。
「あれ、オムライス…?」
「るなさん、俺に連絡くれた?」
「いえ、してないです」
るなはシヴァさんがお料理しているのが気になったんだけど、シヴァさんはシヴァさんで、るなが連絡しなかったことが気になったみたいだ。
一緒に作ろうと思ってたのに…
胸の奥ががチリチリと焦げた。
「…危ないから、連絡ちょうだい。迎えに行くから」
困ったような瞳が、るなをまっすぐ見つめてくる。
なんとなくわかってしまった。
シヴァさんは、少し怒っていた。
けれど
(いちいちそんな、シヴァさんのやること増やしたくないし…)
シヴァさんのおうちは、駅から少しある。
けれど表の通りは人も多くて心配するほどじゃないと思ってる。
「大丈夫ですよ」
「大丈夫じゃないって」
シヴァさんは困ったように吐き出すと、今度はハッとして
グッと何かを飲み込んだ…ような気がした。
「とにかく、るなさんに何かあったら嫌なんだ。そのお願いだから…いや、なるべく連絡欲しいな」
「は、い」
すごく言葉を選んで、伝えてくれたのがわかった。
と同時に、自分の子どもっぽさが際立ったみたいで恥ずかしくなった。
「強く言って、ごめんな」
大好きな大きな手が、るなを優しく撫でた。
るなが悪いのに、いつもシヴァさんは自分のせいにする。
きゅっと唇を硬く結んだ。
「シヴァさん、あの…ごはん…」
「遅くなりそうだから材料だけでも切っておこうかなって」
「…」
一緒にはじめたかった。
まな板の上に、綺麗に刻まれた玉ねぎが置いてあった。シヴァさんはお料理が上手いから、るなじゃ到底真似できない。
シヴァさんは優しさで、切っておいてくれたのだ。
連絡しなかった、自分が悪いのだけど。
私ばかりわがまま言ってはいけない。
シヴァさんに幻滅されたくないもの。
伝えたかったことはあるけれど、ぎゅっと心の奥底にしまい込んだ。
コメント
7件
ほんとに良すぎます😭😭😭😭 のななさんのお陰でめっちゃ🐸❄️大好きになりました🫶😭 ごめんなさいあんま知識なくて分からないんですけど支部ってなんですか!
長く開いてしまってごめんなさい💦 今回は🌷サンの一言が、けっこうなキーワードになります☺️ 別にどっちが悪いわけではないけど、付き合ってて起こりうる些細なボタンの掛け違い… をかけたらいいな☺️ 支部では🌷❄️ばかり書いてるので、ここでは🐸❄️心待ちにしてくれる方が多くて嬉しいです♪
あーもう、この話良すぎるわ…😭 朝の“ダレきった顔”からの流れとか、何気ない日常が尊すぎてやばい。しばさんが「連絡ちょうだい」って言葉選びながら言うところ、優しさと心配が滲んでてグッときた。そしてるなさんが気持ちを飲み込む切なさ…二人とも相手想いすぎて泣ける。 次、どうなるんだろう。続きが楽しみ🔥