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朝の甘やかしタイム
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「……立っちゃダメ」
ベッドから腰を浮かせようとした瞬間、涼架の低い声が耳元で落ちた。優しいのに、命令のような響き。
気づけば、腕がぐるりと私のウエストを巻き取って、ぎゅっと抱き寄せてくる。
「今日は全部、俺たちがやるから。〇〇は何もしなくていい。な?」
反対側では、滉斗がもうエプロン姿でトレーを持ってきていた。
パンケーキ、カットフルーツ、ホットミルク――
カフェかと思うくらいの朝食セットを、ベッドの横のテーブルに並べて、満面の笑み。
「見て見て、俺の特製。〇〇が一番好きなやつ全部入れた。あーんして?」
「……起きて着替えてから――」と私が言うと
「着替えも俺がさせるよ?」
唐突に、元貴の声がして、首筋にふっと熱が落ちた。
いつの間にか背後にいた元貴の指が、私のパジャマのボタンにそっと触れてきて――
「な、ちょっと、やめ――!」
「いいじゃん。甘やかすって、こういうことでしょ?」
元貴の声は静かなのに、耳に落ちると火がついたみたいに熱くて。
右手で頬を撫でながら、左手はボタンをゆっくり外す。
「昨日の跡…残ってないか見てあげる」
「言い訳、適当すぎる……っ」という私を尻目に
「それ、俺もやりたいんだけど?」
滉斗がすかさず口を挟んで、涼架は私の手の甲にキスを落としながら小さく笑う。
「じゃあ、交代で〇〇の面倒みようか。……今日は、ひとり占めできないからね」
「甘やかす、ってのはな……“依存”させてこそだろ?」
元貴が囁きながら、耳たぶを甘く噛んできた。
「……全部俺らに任せとけよ。身体も、心も、今日だけじゃ足りないくらいに甘やかしてやるから」
ベッドの上で、3人の手が私を撫でて、口づけが落ちて――
“逃げられない溺愛”が、始まった。
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