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「〇〇、早く行くよ。」
「んぇ?」
パジャマ姿のまま、元貴に抱き上げられた私は、そのままバスルームへ連行された。壁にはキャンドル。洗面台には花びら。BGMまで流れてる。
「……ここ、家だよね?なんでこんな豪華に…?」呆気にとられた私が聴くと
「今日は特別仕様。お姫様デーだから」
滉斗がウインクしながら言い、あっけらかんとしている私の服をサッと脱がせバスルームに入れられた。
泡立てたバスソープを手に取って、私の肩に優しく触れる。
「じゃあまず、俺が洗う。背中向けて?」
「ま、まって自分で――」
「ダメ。今日は”させてあげて”?」
耳元で囁いたのは涼架。もう手に温かいタオルを持っていて、私の髪をそっとかき上げながら、うなじにタオルを滑らせてくる。
「ほら、気持ちいいでしょ……力抜いて。ずっと俺がやってたいな」
「……ん……」
泡と指と声が、優しすぎて逆に動けない。
滉斗の指が背中を滑って、脇腹のくすぐったいところも丁寧に撫でてくる。
「〇〇、くすぐったいとこすぐ分かるな……やば、かわいすぎる……」
「もっかい〇〇笑わせてよ」涼架が言うと
「やだ、こんな顔……他の誰にも見せたくない」と滉斗。
すると元貴が前からそっと手を重ねて、私の額にキス。
彼の視線だけが、誰より真剣で、誰より熱い。
「身体、ぜんぶ俺たちに預けて……そう、それでいい。壊れないように、甘やかしてやるから」
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「……次、マッサージね」
ベッドに横たわると、今度は元貴がオイルを手に取って、私の足元に座る。
温かくていい匂いがして、指が太ももに触れた瞬間、ぶわっと体温が上がる。
「すごい張ってるね……昨日、がんばりすぎた?」
「ん、んぅ……」
「ほら、声我慢しないの。疲れたとこ、触れて欲しいとこ、全部教えて?」
元貴の声が甘すぎて、息が止まりそう。
そこに、涼架が横から抱きついてきて、私の耳たぶに指先を滑らせる。
「〇〇、耳も凝ってるよ。俺がほぐしてあげる」
「えっ、耳って……やっ、あっ……」
「ねえ、すぐ反応しすぎ。可愛すぎるんだけど」
後ろでは滉斗が髪を撫でながら、そっと首にキスを落とす。
「このまま、何時間でもこうしてたい。誰にも渡したくない」
「今日だけじゃ足りないなぁ…。明日も甘やかしていい?」
「一生、俺らだけにされてな?」
3人の手と唇と、溺れるほどの優しさが全身を包んでくる。
甘やかされて、奪われて、溺れて――
〇〇の時間は、もう完全に3人のものだった。
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