この作品は某戦争屋の初期人狼組様のお名前をお借りした二次創作作品になります。
ボーイズラブですが、本人様方が同性愛者という訳ではございません。ご了承ください。
また、性的な描写が含まれる場合がございますので、ご注意ください。
ある日、路地にボロ雑巾みたいに捨てられたガキを見つけた。
??「……ケホ」
ヤリ捨てかな。
こんなガキなのに大層な事だよ。
zm「おいお前、大丈夫か」
??「……だれ…?」
zm「俺はゾムここを縄張りにしとる悪い大人や」
??「わるいひと…?」
zm「せや」
俺は頭やってる。ここはウチのシマや。
ちょっと散歩してたらガキが捨てられてるって荒れすぎやろこの地区
zm「お前名前は」
rb「ロボロ…」
zm「そうかロボロ、立てるか?」
フルフルと首を横に振られる。
zm「待っとれ俺の家に連れてったるわ。」
かつぎ上げる。
rb「わっ…わ…」
zm「なんであんなとこおってん」
br「金貰える言うから…困ってて…」
zm「あーなるほどね」
そりゃ子供には魅力的やろうよ。
でもそれじゃあかんねん。
そんな甘い言葉に乗ってたらいつか殺される。
zm「ほらついたで」
mb「おかえりなさい!!頭!!」
zm「ああただいま。早速で悪いんやけど風呂の支度をしててくれねぇか?」
mb「分かりました!!!」
ロボロをおろす。
rb「あっ……」
不安そうな顔。
zm「大丈夫や、あいつらはお前を傷つけたりせん」
ロボロの手を引く。
rb「どこに行くんですか…」
zm「俺の部屋や。お前が1人でここをウロチョロしてるとどうなるか分かったもんちゃうからな」
するとますます不安そうな顔になった。
zm「やから俺の部屋におるんや。風呂が湧いたら一緒に入ろう」
rb「……はい」
ロボロを部屋に連れて行って少し話をする。
zm「何歳くらいなん?」
rb「21……」
zm「ん?12?」
rb「にじゅういち!!」
zm「にじゅういち???」
21って俺の歳と同じ21???
zm「嘘やろもっと下に見えるぞ。」
rb「背が小さいから……そう見えるだけですよ…」
大人で…これか…笑可愛ええやないか。
zm「そうかw」
rb「笑わんといてや…!」
zm「いやまさか同いやとは思わんからw」
rb「ほんま……?」
zm「おん!そっか21か!じゃあ酒飲めるやんけ!!」
rb「飲んだことない……」
zm「マジか!!じゃあ今日飲もうや」
なんかテンション上がる。
mb「頭!風呂湧きやした!!」
zm「おう!ありがとな!」
rb「ぞむ、このひと誰…?」
コソッと聞いてくる。
zm「俺の部下やで安心し。行くで」
風呂場に向かう。
mb「服脱いだら置いといて下さい」
rb「……」
ロボロは緊張してるみたい。
mb「頭、この子どうしたんです?」
zm「捨ててあったから拾ってきたんや。」
mb「そう……ですか」
ロボロと一緒に風呂に入る。
rb「俺、シャワーなんて浴びたの久しぶりや!」
嬉しそうに体を洗っている。
zm「ほー…前はどんな生活送っとったん?」
rb「えー?せやなぁ、路地に連れ込まれて捨てられて飯拾って食ってその辺で寝てたらまた…みたいな?」
zm「なんやそれ……親は?」
rb「死んだ。普通やろ」
zm「……そうか」
同い年やのに…壮絶な生活だったんやな。
zm「よし体も洗い終わったし入るか!」
rb「せやな」
湯船に浸かる。
rb「ふぅ〜……」
気持ちよさそうで何よりだ。
zm「ロボロ、お前は俺と暮らすか」
rb「せやなぁ……前の生活に戻るよりはマシやな」
zm「じゃあ決まりやな」
ロボロのちっさい体を抱きしめる。
あー、なんやろこの感じ、めっちゃ落ち着くわ。
rb「!?」
zm「はー、落ち着く」
rb「なんやねん……」
照れ臭そうにしてるけど嫌がってはないな。
なんか嬉しくて、それからは出かける時もよくロボロを連れていくことが多くなった。そしてある日の事やった。
俺はいつも通り街に出ていた。
見回りだ。
そして見つけた、最近盗みを働いてる言う輩。
見るとロボロくらいの身長、子供だ。
それが2人、か。
zm「んじゃ、行くわ。」
子供だろうと犯罪は犯罪。あかん事は教えてやらんと、それが大人の役やからな
rb「ぞ、ゾム!ほんまにやるん?まだ子供やん…!」
zm「あいつが盗んだ証拠があんねん。ガキだからって容赦はせん」
rb「でも……!ゾム……!あんな小さい子達に……!」
zm「はーぁ、ロボロ?俺の仕事に口は出さんでや」
rb「…わかった」
zm「あーでもあっちのメガネのガキはお前に任せてええか?さすがに2対1はキツイわ」
rb「う…うん……」
そしてロボロは別の場所に移動して行った。
???「誰や、名を名乗れ」
zm「俺はゾムや!お前ら俺のシマでウロチョロしてくれるやないか!」
syp「シマ…」
zm「その風貌、家ないんやろ?可哀想にそんな歳で」
少しだけ同情する部分もある。それはロボロと重ねているからだろうか。
???「情けはいらん」
wこいつ…
zm「最初っからかけるつもりなんてないわ…w」
相当な覚悟があるみたいやな。
??「うぁ!?」
ロボロが動いたみたいや
rb「ご、ごめんな…俺ゾムには逆らえへんねん…」
zm「お、ありがとうな!ロボロ」
相手にも謝るなんてさすがロボロ良い奴。
…辛そうな顔やな。
zm「俺はなぁお前らに情をかけるつもりなんてこれっぽっちも無いねん」
???「はあ」
でも
zm「でもロボロがあんな苦しそうな顔するんやったら考えへんことも無い」
そう言うとロボロの顔がパァッと明るくなる。
???「そんで」
zm「まぁ簡単に言えば見逃したってもええよ」
???「ほう」
この子供、メガネの方をやたら気にしてんな……ま、俺と同じようなもんか…
zm「その代わりお前ら俺の組に来んか」
???「へ……?」
ここで生活した痕跡は1、2ヶ月程ある。見た感じ金もないのに純粋に凄いわ。
rb「ゾム…!ほんまか!」
嬉しそうに呼びかけてくる。
zm「ガキだけでこんな生活できるなんて大したもんだよ」
これは本心だ。すごいと思う。
???「……」
zm「でもやっぱり危ないやんか。この辺も最近物騒やし」
ヤリ捨てされてゴミ置き場に投げられる奴もいるわけやしな…
zm「それにそっちのメガネなんていつ死んでもおかしく無さそうやん?」
細くて、怪我だらけで…大して力もないロボロにだって負けてしまう。
rb「せ…せやな…昔の俺みたい……」
メガネの少年は俯いてしまう。
??「あの……ショッピさん……」
このガキはショッピというのか。
syp「…俺はチーノが行く言うんなら着いていくで」
ショッピと、チーノ……ふーん覚えたぞ
まー色々あってこいつらは俺の組に来ることになった。
こいつらはお互いに想いあってるみたいだな…
zm「ロボロはどう思うアイツらのこと」
rb「えー?なんで俺に聞くん…?ゾムが決めたことやろ?」
zm「そうやけどさ、お前は俺の相棒やろ」
rb「そうか…せやな……うん、アイボウ…」
納得いっていない様子だな。
rb「俺はあの子たちはすごい期待出来る人材やと思っとる。」
zm「ほう」
rb「茶髪の子は身体能力も状況判断能力も優れてる。」
rb「水色髪の子も少し体力は少ないけどこれからの期待は凄くある。体の動かし方がわかってないだけや。」
zm「そうやな、2人ともきっと俺の役に立ってくれる…ははっwなんかちょっと興味湧いてきたわ!!w」
あいつらとの生活は楽しくて、充実していて、あっと言う間に数ヶ月が経った。
これから、俺らとあいつらの物語が…始まる…のか?
コメント
5件
rbrも辛い生活送ってたから同情してたのか、、。4人が仲良くやってる姿は微笑ましい&かっこいいだろうな
まさかの 、 ヤクザパロ 、 ✨ すきだぁああ っ 、 !! 笑