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#御本人様とは一切関係ありません
せな⚡️
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#御本人様とは一切関係ありません
コメント
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一応こちらにも。 コピペ↓ ほんと~にすみません!!! 実は少し前に、保存と公開を間違えてしまって、恐らくフォロワー様たちに通知が飛んでいない可能性があります! ま~じですみません! if分岐更新したので、通知が飛ぶと思います。 誠に申し訳ありませんでしたぁッッッ
🌾失っ.ᐟ.ᐟ ハピエンだぁぁぁぁぁぁぁぁ 感動感動マジ卍(?) いや~、ifストーリーもいいもんですなぁ… 2人で心中するのも好きすぎるけど、やっぱこう、純粋な愛も、いいよなぁ ifストまで書いてくれるなんて…ありがとっ.ᐟ.ᐟ 全人類が感謝するはず(???) 完結、ですかね.ᐣ.ᐣ 取り敢えず、2000字お疲れ様~.ᐟ.ᐟ
ガチで神すぎる…このエンドも好きっっっっ!!!らんらんは騙されてないわカウンセリングなに言ってんねん(((((?) ありがとうございましたっっっ!!
パトカーのサイレンが、遠くで幾重にも重なって鳴り響いている。
遠からず、この部屋のドアは壊され、悍ましい「現実」がなだれ込んでくるのだろう。
「らんらん、邪魔者がたくさん集まってきちゃったね」
すちは、いつもの優しい、とろけるような笑顔で微笑んだ。
その手には、台所から持ってきたナイフが握られている。
刃先が部屋の明かりを反射して、冷たくギラリと光った。
「大丈夫だよ。俺たちを邪魔する奴らは、俺が全員消してあげる。それでも駄目なら、最後は二人で、誰も来られない遠いところへ行こう」
すちの瞳には、狂気と、おれへの底知れない執着だけが濁濁と渦巻いている。
その瞳を見た瞬間、おれの脳裏を支配していた甘い酩酊の霧が、冷や水を浴びせられたように一瞬で晴れた。
(あぁ、そっか……)
おれは気づいてしまった。
自分をここまで狂わせ、世界を狭め、監禁したすち。
けれど、その怪物を生み出したのは、幼い日に彼に笑いかけたおれ自身だ。
もしここで、すちが警察に刃物を向ければ、彼は射殺されるかもしれない。
あるいは、二人で死ぬことになれば、すちは永遠に「人殺しの怪物」のまま、この歪んだ檻の中で命を終えることになる。
(この人を、死なせたくない)
それは、快楽に脳を壊されて生まれた依存でも、社会的な正しさでもない。
おれの心の底から湧き上がった、泥まみれの純粋な祈りだった。
「すち」
おれは、あの日以上の最高の笑顔を浮かべた。
恐怖も、狂気も、すべてを包み込むような、おだやかで、ひどく綺麗な笑顔。
「喉、乾いちゃった。最後に、すちが入れてくれたお茶が飲みたい。二人で、一緒に飲もう?」
すちは一瞬だけ目を見開いたが、すぐに愛おしそうに目を細めた。
「うん、すぐ淹れるね」
とナイフを置き、キッチンへ向かう。
すちが背を向けた隙に、らんは監禁されてからずっと隠し持っていた、すちの睡眠薬の錠剤を取り出した。
すちがおれを深く眠らせ、愛でるために使っていたものだ。
それを、自分のカップではなく、すちのカップへと、震える手で全て落とし込んだ。
「はい、らんらん」
差し出された紅茶を、おれは少し飲んで、すちにも飲むよう促した。
すちは一切の疑いを持たず、おれの手からカップを受け取り、喉を鳴らして飲み干した。
「おいしい……ね。らん、らん……なんか、急に眠く……」
すちの身体がぐらりと傾いた。
おれはその身体をしっかりと抱きとめ、床へ、そしてベッドへと誘導した。
「らん……だめ、逃げ、ちゃ……ッ」
「逃げないよ。ずっとここにいる。だから、おやすみ、すち」
すちの額に、優しくキスを落とす。
すちの意識が完全に闇に落ち、手から力が抜けた。
おれは静かに立ち上がり、すちのスマートフォンを拾い上げた。
警察への通報ボタンを押し、耳に当てる。
「……もしもし。警察ですか。……犯人は、ここにいます。……私も共犯です」
ドアの外で、足音が近づいてくる。
おれは眠るすちの隣に横たわり、その手を強く握り締めた。
これが、すちを地獄へ連れて行かないための、最初で最後の「裏切り」であり「愛」だった。
世界は一変した。
突入した警察によって二人は引き離され、ニュースは連日、凄惨な連続殺人事件を報じた。
おれは「マインドコントロール下にあった被害者」として扱われたが、精神的な崩壊が著しかったことから、厳重な警備に守られた精神医療施設への強制入院が決まった。
すちは、複数の殺人罪で逮捕された。
施設での毎日は、静かで、退屈だった。
毎日、カウンセラーや医師がおれの前に座り、優しく問いかける。
「あの男にされたことは犯罪だよ」
「君は悪くない」
「あの快楽も、愛情も、すべては恐怖が化けた偽物だ」
何ヶ月も、何年もの時間をかけて、脳にこびりついていた狂気のフィルターは剥ぎ取られた。
自分がどれほど異常な檻にいたのか、客観的な事実として理解した。
――それでも、すちを忘れられなかった。
正気を取り戻せば取り戻すほど、あの地獄のような日々の中で、すちが自分に注いでくれた狂おしいほどの熱量が、どれほど自分を救っていたかを痛感する。
世界を壊してまで自分だけを求めたあの男を、正気になった脳で、なおも「愛している」と叫びたかった。
おれは施設の中で、勉強を再開した。
あの時を忘れるためではない。
もう一度、すちと対等に向き合うために、自分の足で歩くためのリハビリだった。
事件から、長い年月が流れた。
二十代半ばになったおれは、小さな地方都市の、小さな印刷会社で働いていた。
そんなある日、おれの元に、一通の通知が届いた。医療少年院や刑務所、精神病院を転々としていたすちが、長年の治療と服役を終え、出所したという連絡だった。
すちが「最後に一度だけ、らんに会いたいと言っている」と。
おれは、迷わなかった。
待ち合わせ場所に指定されたのは、海の見える緑の公園だった。
潮風が、おれの前髪を揺らす。
ベンチに座って海を見つめている男の背中が見えた。
かつて纏う空気からは、あの刺すような狂気は消え去っている。
「……すち」
声をかけると、男がゆっくりと振り返った。
すちの瞳は、ただの、少し疲れた、けれど穏やかな、一人の人間の瞳だった。
「らん……らん、なのかな。大きくなったね」
すちの声は震えていた。
「あの日、俺を眠らせて警察を呼んだの、らんらんだよね。」
「……カウンセリングを受けて、自分がどれだけ酷いことをしたか、やっと理解した。」
「君の世界を奪って、周りの人を傷つけて……本当に、ごめんなさい。俺は、君に会う資格なんてない」
すちは、ぽろぽろと涙をこぼした。
その涙を見たとき、おれの胸の奥で、ずっと凍りついていた何かが、一気に溶け出した。
おれは一歩、歩み寄った。
そして、すちの手を強く、強く握り締めた。かつてのように逃げられないように縛る鎖ではなく、今度こそ、離さないための強い意思で。
「ううん。すちが生きていてくれて、本当によかった」
おれはすちの瞳をまっすぐに見つめ、堰を切ったように言葉を紡いだ。
「すち、聞いて。先生たちは、あの部屋での愛は偽物だって言った。でも、違ったよ。俺はあの場所で、すちに脳を壊される前から、すちのことが好きだった。そして、狂気が消えた今でも、ずっと……すちのことだけを、愛してる」
すちは息を呑み、目を見開いた。
「俺たち、たくさんの人を傷つけたし、一生、その罪は消えない。一生、地獄を這うような人生かもしれない。……でも、それでもいい。今度は二人で、この広い世界で、手を繋いで苦しもう。俺を、もう一度すちの隣にいさせて」
すちは、おれの手を壊れ物を扱うように、けれど絶対に離さないように握り返した。
今、二人の間にあるのは、脳を壊された快楽の終わりではない。
涙に濡れながらも、これからの過酷な未来を共に歩む覚悟を決めた、純粋な愛だった。
頭上には、どこまでも青い空が広がっている。
二人はもう、檻の中にいなかった。
happy ending__