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ども主です
えー月野 翔愛のサブ垢です
ここはノベルを中心に書きます
サブで書いたらもうサブの意味ないけど
主が書くのはシクフォニ様です
ここの主の名前は翔哀です
よろしくお願いします。
最初なんでリクエストなどでも良きです
とりあえず思う通りに書きます
・咲良 らん
17歳
目が見えない
・志羽 いるま
17歳
らんの親友
【桃の瞳の君と桜の丘で_。】
ある日の朝、目を覚ました。
明るいはずなのに暗いまま
「やっぱ見えないや…」と、呟く
見えればいいのに、そう思っている。
でも願いは届かないまま
準備を整え学校に行く。
「行ってきまーす!」元気な挨拶で
盲目でも前向きに、みんなそんならんが大好きだ。
紫髪の人がらんの目の前に
「おはよ、らん」らんに届けようとする
真っ直ぐな声が聞こえる。
「おはよう!いるまぁー!」らんが返した
いるまは少し呆れたように、
らんに喋りかけた。
「さっさと学校行かなきゃ遅刻すっぞ
メンヘラクソピンク」
心の中では酷いと思ったが、
らんはそれがいるまだと、知っている。
いつも冷たくても好きないるまだから、
盲目でも笑って過ごせる
〜学校(下校)〜
「なぁらん」いるまが喋りかける
「どうしたの?いるま」らんがそう返す
「らんの目見てみたい…いいか?」
「もちろん!」らんがそう返す
「本当か?!」
いるまが子供のように喜んでいる
「あんまり人に見せた事ないんだよね〜」
「楽しみ。」
らんが優しく目を開く
「綺麗」いるまはらんにその事を伝えた
「良かったー!」
「自分の目結構好きなんだよね! 」
「だからすごく嬉しい!」
「そっか良かったな」
いるまとらんにはいつもするような会話だ
それでも2人にとっては楽しい時間だ。
〜家〜
「ただいまー」少し疲れた声で言う。
「そういえば明日病院じゃん」嫌そうな声
「めんどくさー」と、言う
〜翌日〜
「いってきまーす」
外に出るといるまが待っている
「早く行くぞ」
「わかってるー!」
〜病院〜
らんの目が見える可能性が低い。
その事がわかった
もしかしたら一生このままかもしれない。
〜それから数日〜
卒業式だ。
通りすがりの生徒が言う
「ねぇねぇ知ってるー?」
「え!なになに? 」
「この桜の丘で告白すると」
「すると…?」
「絶対に!付き合えるんだってー!」
「えーうそだー」
「ほんとだよー」
いるまは聞いて驚いた。
チャンスだと思ったからだ。
〜卒業式後〜
「ら、らん!」
「どうしたのいるま?」
「あの桜の丘に来てくれないか」
「え?いいけど、どうかしたの?」
「後で話す」
らんといるまは桜の丘に向かった
〜桜の丘〜
「らん、呼び出してごめんな」
らんは笑顔で返す
「大丈夫だよ?で、用は?」
いるまは深く呼吸をすると話しだす。
「らん、俺と付き合ってくれ」
らんは黙り込む。そして
表情を変えて喋り出す。
「もちろん!」
そのらんの表情は優しく微笑んでいた
そして、いるまは大きく目を見開いた
「ら、らんその目」いるまは言った
「うん!見えるよ!見えたよ!いるま!」
今ならはっきり見えるこの桜も、
綺麗な桃色の瞳も。
【桃の瞳の君と桜の丘で_。】〜完〜