TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

ガラッ…


医師

「あ…皆さん…」


杏奈

「…莉緒…」


莉緒は、痛々しい光景だった。


体にコードが付けられていて(察してくr)


隣りにある機械は、心拍数表示の機械…


ちょっとづつ、減っているのがわかる


杏奈

「…先生」


医師

「はい…なんですか…?」


杏奈

「薬は…いつ完成するんですか…?」


医師

「…それは、私でもわかりません」


皆「ッ…」


医師

「甘露寺さんの、命が少しでも長引いてくれれば」


医師

「道はあります」


医師

「今は、願うしか無いです」


杏奈

「…そう…ですよね」


シャオロン

「…なぁ」


シャオロン

「あれから…一回起きた…?」


医師

「…一回だけなら、起きましたよ」


皆「!?」


杏奈

「それ本当ですか!?」


医師

「はい…」


医師

「その時に、皆に申し訳ないとおっしゃっていました」


「ぇ…」


『心配かけて申し訳ない』


『余命のことを言っていなくてごめん』


医師

「…と、おっしゃっていました…」


杏奈

「…莉緒…ッ」


ゾム

「莉緒ッ…(泣)」


医師

「…」


「泣きすぎだよ。お前ら」


皆「!?」


コネシマ

「え…」


皆「莉緒?!」


莉緒

「心配かけたのはマジですまん…けど」


莉緒

「私は、長くないんだよ…w」


莉緒

「でも、心配してくれてるんでしょ…?」


莉緒

「それだけでも、嬉しいよ…w」


杏奈

「ッ…莉緒…っ(泣)」


ショッピ

「なに…言ってるんっすか…」


ショッピ

「まだ…生きれる可能性があるんですよ!?」


莉緒

「でも、可能性でしょ?」


莉緒

「そして、私の命もあと僅か」


莉緒

「だからさ…皆は…」


莉緒

「し、あわせに…ね…」


杏奈

「莉緒…?」


ガシャンッ…


病室に


その音が、響き渡った―――。

loading

この作品はいかがでしたか?

12

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚