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コンブ豆腐
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今回はドイツ(西ドイツ)の過去を書いていこうと思います!! 警告でかなりグロテスクな表現をしているので苦手な方はお逃げくださいませ〜!!
「…うーん……兄さん…。」と寝言を言い終えた後目を覚ました。今日も同じ夢を見せさせられ頭が痛くなってくる。
「虫取りに血液…熊……兄さん」どれも俺のトラウマとなった出来事に関するものばかりで腹が立つ。全て俺が悪いので余計に腹が立つのだろう…。
俺はあの日の事が頭から離れずトラウマになってしまった…。そのくらい後悔しているのだろうか?もう9年前のことなのに…。
当時、1個上の兄である東ドイツと一緒に裏山近くで虫取りに行った。その時に俺は虫をおびき寄せるための蜂蜜を持っていった。お陰でたくさんの虫をおびき寄せることができた。
が、熊までおびき寄せてしまった。
最初、熊は俺を襲おうとしたが兄さんが庇ってくれた。その時、兄さんの身体が熊の鋭い爪で引き裂かれ兄さんの血液の匂いが充満した。匂いに興奮した熊は兄さんの脚に噛みついた。大きな歯型と血液が溢れた脚はとても思い出したくもないくらいグロテスクだった…。そのうえ、血液の味を覚えた熊はさらに脚に噛みつく。 痛がる兄さんを気に求めずに…。
俺は泣いて立ち尽くすしかできなかった。手元には蜂蜜と虫取り用の網にそして、父が護身用にくれた小さめの斧だった。
斧を片手に熊に突っ込んだ。しかし、子供の身体と成人した熊の身体という体格差で負けて跳ね除けられた。正直に言うともう無理だと思ったが兄さんは噛まれなかった脚を熊の口に突っ込んだ。バキッと音を立てた脚を気にせずに兄さんが「西ドイツ、早く逃げて!! 」と言うが兄さんを置いて逃げることができずにいると………。
**ダン!!ダンダン!!**っと銃声が鳴った。
熊は急所を撃たれたのか直ぐに力尽きた。
慌てて銃声の鳴った方へ目を向けると、黄色と赤色のオッドアイの男が猟銃を持って立っていた………。
突然のことで俺が動揺していると話しかけてきた。
男性「坊主!!何ボサッとしているんだ。
お前の連れが死にかけだってのに!!」
その氷のような声と言葉にハッとして走って兄さんの元へ駆け寄る。兄さんは意識が混濁しているが生きている様子で俺は泣いてしまった。
そんな俺を放っといて男は兄さんの手当をしだした。慌てて俺は男の手伝いをする。
そんな時、13歳年が離れた兄、ナチスがやってきた。俺達の様子に気が付くと持っていた荷物を投げて走ってきた。荷物の中には図鑑や水筒があったのできっと忘れ物を届けにきたのだろう……。
手当をし終え兄さんを抱きかかえた男に対して兄貴は礼を言いつつ自分が病院へ連れて行くと伝えるが、
「そんなことしている暇があるのなら連れて行く時間を速めるほうが良い」と断った。
兄さんが病院で処置を受けてる間に兄貴に事の経緯を話した。兄貴は泣きながら俺を抱きしめてきた。年がかなり離れているため接点があまりなく正直に言うと関心がないんじゃないかと思っていた兄貴に抱きつかれて驚いたが同時に安堵とこれまでの恐怖で兄貴の腕の中で声をあげて泣いた。
そんな様子を見ていた男はもう大丈夫だと判断したのか声をかけてきた。
「もう、俺がいなくても大丈夫だな?」
兄貴は大丈夫だと答えると直ぐに病院から出ていってしまった。
1時間後に父さんが汗をかきながら飛び込んできた。普段から軍人として鍛錬を数時間するくらいの体力のある父さんがこれほど汗をかくということはかなりの距離を走ったんだと思う。それくらい俺達のことを大事に思ってくれてるんだと思うと今でも泣きそうになる………。
………結局。兄さんの脚は当時の医療技術では治すことはできず……。脚を切断することになってしまった。
そんなことを知らずに眠り続ける兄さんの頬を撫でながら蒼色の瞳に涙を溜めながら兄貴は医者の言葉を聞いていた。脚を切断される弟への言葉を考えていたんだろうか…。今でもわからない。
脚を切断され不自由な身体となった兄さんだが意外にも弱音を吐かずにリハビリをしていた。その後も兄さんは着々とリハビリをこなして遂には義足で歩けるようになった。俺も兄さんみたいな精神力で壁を乗り越えていきたいそう思った。
昔のことを思い出してくるとこの出来事はけっこうトラウマというより家族の絆を感じることができた出来事だと思ったが、それでも兄さんの脚が元に戻るわけでもないのでやっぱりトラウマなのだと実感する。
珈琲を淹れながらぼんやりと考えていると、あの男は何者だったのだろうかという疑問が出てきた…。似たような男を見たことがあるが年齢的に違うので今でもお礼が言えていない。
また、逢ったときはちゃんとお礼を言わなければいけない… と思いつつ珈琲の最後の一口を啜った。
ドイツ(西ドイツ)の過去はどうだったでしょうか? 思ったよりも長文になってしまったことをお詫びします🙏💦
では、また次回にお逢いしましょう👋
コメント
1件
第2話読んだわ…これは重いけど、家族の絆をめっちゃ感じる回だったな。 熊に襲われて兄を庇うシーン、マジでハラハラしたし、脚切断の選択には胸が詰まったわ。でも、リハビリで義足に慣れていく兄さんの姿には感動した。 あと、助けた謎のオッドアイの男が気になりすぎる!また出てくるのかな? グロ描写あったけど、それを乗り越えた先にある絆の部分が良かった。続き楽しみにしてるわ🔥