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今日も地獄の学校へ向かう
暇な電車の席
静かで落ち着く電車の中
そのときに最悪な者がやって来た
田中
「あ!!いる!!」
弟子1
「なんっすか?何かいますか?」
弟子2
「…?もしかして、あの陰キャっすか?」
田中
「そうそうww昨日、俺を殺そうとしてきたんだよ」
弟子1
「ぁ゙あ?何やってくれてんだよ陰キャ……ちゃん…?」
弟子2
「は??陰キャくんだろ」
影を薄めるため性別も分からないようにしている
私自身ですら女なのか男なのか分からない
田中
「本当に分かりにくいよなぁwww」
弟子1
「おい、ちょっと裏来い 」
「やめてください…」
弟子1
「拒否権なんてお前にねぇんだよ!」
無理やり裏に引きずり込まれる
抵抗することもできるが…
したら、より目をつけられてしまう
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
弟子1
「何でリーダーに手を出したんだ!!」
「……」
「田中が先に手を出したんだよ」
弟子
「おいおい、なんだよその態度」
お前のリーダーの態度もクソだったけど?
弟子1
「今のお前の立場、考えてみろぉ!!」
ドゴッ
バキッ
殴られた
殴られるなんて慣れている
毎日、毎日、母や父に殴られている
ドゴッ バキッ
殴られた反動で服が乱れる
弟子1
「…?!おい、その入れ墨…」
「……っ!!!!」
バッ
逃げる
逃げる
逃げる
バレたら怒られる
殴られる
また痣が増える
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私が誰もいない、校舎裏で大好きなお姉ちゃんが作ってくれたお弁当を食べる
田中
「おい」
あぁ、またヤツが来た
また暴言を吐かれるのかな
また暴力を振るうのかな
田中
「この写真、なんだと思う?」
なんの写真だよ
ん…?入れ墨…
「…っっ?!?!?!」
クソッ、前にアイツに撮られたか
そこには私の入れ墨の写真があった
「消せっ…!」
田中
「嫌だね〜ww」
田中
「願い事を叶えてくれたら消すよ?」
変にやさしい口調で話しかけてくる
田中
「お前を抱かせろ」
…は?何を言っているんだこいつは
田中
「ま、拒否権ないけど」
シュル…
「っ?!触るな!!!」
田中
「ははw初めてでかい声聞いたわ」
服を脱がされる
ただただ気色が悪い
田中
「その痣、どした??ww」
「言えねーよ……」
田中
「やけに毒舌だな、今日」
なぜ私を選んだ
そもそも田中には彼女がいる
そいつと行為はしていないのか…?
彼氏がこんなブスとやっていたら泣くぞ
「なぜ私なの…」
田中
「え?だって、性別が分かんないやつとヤッたら面白そうじゃん?www」
とんでもないクソ野郎だ
彼女を大切にしろよ
田中
「っていうか、お前隠すなよ 」
田中
「性別分かんないじゃん」
田中
「いいや、とりま、やろ」
男性器を入れられそうになる
ブチッ
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姉
「やめてください!!」
姉
「入れないで!!」
男
「いいじゃん、可愛い子ちゃん」
姉
「やめてください!!!」
その頃は姉が何をされているのか分からなかった
でも、だめなことをしている事だけは分かった
お姉ちゃんが嫌がってる
助けなきゃ
…………
あれっ?
目の前に倒れている人が…
姉
「、、、くんっ!」
はっ!!
お姉ちゃんに呼ばれた気がする
姉
「だめだよ!人を殺しちゃぁ!!」
またやってしまった
お姉ちゃんがだめって言うならやめよう
姉
「あのね、お姉ちゃんはいいの」
姉
「その才能は、仕事と自分を守るために使いなさい」
姉
「お姉ちゃんのために使っちゃ、だめだからね?」
「分かった」
姉はすごく優しい
自分のことなんかどうでもいいように私に愛情を注いでくれた
今、この場に姉がいたら、人を殺すことを許してくれるだろうか
今の人殺しは「自分」のためだ
さっきは「私」のため
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ドコッバキッグシャッ
田中
「ぁ゙ぁ゙ぁ゙あ!!!」
殴る
殴る
殴る
殴る
「あは…ww」
自然と笑みが湧き出てくる
姉に手を出したやつと重ねてみる
段々とより怒りが湧いてくる
「あははははははは!!!!!」
「私に手を出したのが悪いんだよ!!!」
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証拠隠滅をして、
脳内でさっきの出来事を再生する
「ふふっww」
私はいつから人殺しに幸せを感じるようになったんだろう