君に勝ちたい

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「おれと…… 勝負して」

「君が勝ったらお面は必ず返す」

「だから、、勝負してよ!！」

数分前おれが放った言葉

わかってた…

初めから君に勝てないことなんて…

それでもおれはそうしなければいけないという

感情でぐちゃぐちゃだった

君の顔をまともに見ることが出来なくて…

後悔、屈辱、嫉妬

この気持ちを君にぶつける事しか出来なかった

「どうしても……… 届かない」

結果は分かりきってた事だけど

これがいまのおれの全力…

「………ならないと…」

「もっと 強く… ならないと…」

「強く……強く…

強く…！強く……！！！」

「(あー…主人公の顔、悲しそうだった…それでも俺は…)」

次に会う時まで君に勝てるように

もっともっともっともっと

強くなるよ…

待っててな……主人公……

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