注意事項
・1話参照
なんでも許せる方だけお進みください
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灰色の世界。
空は重く、周りは沈黙している。
rbはいつもの廊下を歩きながら、静かに周囲を観察する。
幹部や一般兵達は無表情で忙しく、声をかけても反応はない。
ただ、冷たい空気と硬い地面だけが、確かにここにあることを教えてくれる。
rb「…今日もか…」
小さなため息とともに、足を止める。
手元の書類は白黒で、文字だけが淡々と並んでいる。
色のない世界に慣れてしまった自分の目は、光や温もりをほとんど感じない。
でも、どこかでほんの少し、心の奥がざわつく。
そのざわつきは
あっちの世界にいる自分の存在を、無意識に探している感覚だ。
rbは瞼を閉じ、想像する。
昼の光の中で、仲間と笑う自分の姿。
柔らかな光、鮮やかな色、声と匂いまで
灰色世界にはないすべて。
rb「…、楽しそうやな」
口に出しても誰もいない。
胸の奥の小さな痛みは、羨望と期待の入り混じったものだ。
心のどこかで、自分も色のある世界を見たいと思っている自分がいる。
怖さもある。孤独を失うかもしれないという不安もある。
でも、その先に光があるなら、踏み出さずにはいられない。
夕方が近づくにつれ、さらに静けさが増す。
rbは歩みを緩め、影に身を潜めるように立ち止まる。
目を閉じると、胸の奥に小さな期待が膨らむ。
rb「…俺も、見てみたいなぁ…」
深呼吸をひとつ。
視界が徐々に暗く沈み、灰色の輪郭がぼやけていく。
脳裏には遠くから押し寄せる、光と色彩の波。
胸の奥がぎゅっと締め付けられる。
だがその奥には、微かに温かい何かが息づいている。
rb「なに…これ…?」
空気の感触が変わる。
ひんやりとした灰色世界の冷たさが溶け、やわらかな風が肌に触れる。
耳に届くのは、遠くで響くざわめき
誰かの笑い声か、光が跳ねるようなかすかな音か。
胸の奥の緊張と、期待のようなぬくもりが混ざり合い、体の奥までじわじわと広がる。
視界に柔らかな光が流れ込み、次第に色彩が滲むように広がる。
灰色の輪郭は崩れ、空や建物、地面の質感がふわりと変わる。
黄色や紫、オレンジの光が混ざり合い、世界全体が深呼吸しているかのように柔らかく揺れる。
足元の感覚も変化する。
冷たく硬かった地面が、ほんの少しだけ弾力を帯び、暖かみを感じさせる。
心臓の鼓動が体に伝わり、視界の色彩と同期するかのようだ。
rb「…すごい…」
その一瞬、世界はまだ不安定で、色と灰色が交錯している。
だが確かに、ここは灰色ではない
自分が待ち望んだ、光と温もりのある場所に足を踏み入れつつある感覚。
rbは小さく息を吐き、目を開ける。
目の前に広がる世界は、柔らかく輝き、香りや音が微かにリアルに迫る。
灰色世界の記憶は胸の奥に残るが、今、目の前の色がそれを押し流していく。
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ほんとに日本語大丈夫か心配…。
なんか変だったら教えてくれ、!!
あと不定期にはならなそう、! 多分、!!
でも書くのは難しいですね、うん。
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コメント
5件
見るの遅れたごめんんんんん!!!!!! 1~3までいっきで見てきたけどこうなんていうのかな? 世界線?が好きすぎて好きすぎて rbンゴの反応かわいい、w 全く日本語変じゃないよ、!!! ぽてちのかきかたって一言一言に想いがある感じしてすき😘😘
なにも変じゃないな。むしろ言葉遣いが神やわ。また一つ神要素が増えてるわ。それと、思いが色になるみたいな感じですげぇ…。灰色にも色がついたか。ここからどういくんやろうか。そして投稿頻度が神といっていく〜。あと体調にお気をつけて