注意事項
・1話参照
なんでも許せる方だけお進みください
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rb「どーしよかな……」
灰色の廊下を歩きながら、rbはぽつりと呟いた。
この“色のない世界”で、いったい何をすればいいのか。
普段なら仲間と内ゲバをしたり、書類に追われたり、なんだかんだと忙しい。
腹が立っていようが焦っていようが、それでも“色”は見えていた。
心のどこかに余裕があったからだ。
だが、ここは違う。
苛立ちも焦燥も、そのまま世界の灰色に溶けてしまう。
余裕なんて一欠片もない。
(ほんま、どーしよ……
zm「おい、そこ邪魔やねんけど」
突然声をかけられ、rbはびくりと肩を揺らした。
rb「え、あ、すまん」
zm「チッ……」
吐き捨てるような舌打ちとともに、zmはそのまま通り過ぎていく。
rb「舌打ちとか……こっわ……」
この世界では、皆あんな調子だ。
まともに話ができる相手なんて、ほとんどいない。
(はよ帰りたい……元の世界に
だが、ふと思う。
もし戻れたとして、“元からこっちにいた俺”はどうなる?
もし、もう一人のrbにも余裕がなかったら……
もし“あっち”の世界で、余裕ゼロのロボロが仲間たちにあの態度を取ってしまっていたら?
(やばない? 普通に嫌われるかもしれへん……
想像した瞬間、胸がざわついた。
rb(いや、あかん。こんな悪い方に考えても仕方ない……
自分で自分を制し、頭を振る。
灰色の世界の冷たい空気が、じわりと心に染み込んだ。
(……戻りたい。でも戻ったら戻ったで、問題山積みやんけ……
溜め息をひとつ。
廊下の奥からは、また誰かの怒鳴り声や、物を蹴り飛ばすような音が聞こえてくる。
この世界の音は全部トゲトゲしくて、どこにも安心がない。
rb「はぁ……あいつら、いつもあんな感じなんかな」
もう1人の自分があちらの世界で棘を振り撒いている。
その姿を勝手に想像してしまい、胸の奥がちくりと痛む。
(あっちの俺……余裕なくしてたら、皆どう思うんやろ
grは?
shoは?
zmは……って、あいつはまあ何言われても気にせぇへんかもしれんけど。
でも、もし自分が知らんうちに誰かを傷つけていたら。
(やめよ、やめよ。考えたらしんどなるだけや
頭を振って、気持ちを切り替えようとしたその時。
tn「……お前、今の顔なんや」
突然、廊下の曲がり角から声がした。
rb「うぉっ!? だ、誰……」
灰色の影がひょいと姿を現す。
その声の正体はtnだった。表情も声もどこか冷めていて、目だけがじっとこちらを射抜いていた。
tn「そんな顔して歩いてたら、絡まれるの当たり前やろ」
rb「いや、そんなん言われても……」
tnは近づき、rbの横をすり抜けながら言った。
tn「“ここ”で余裕持とうとする方が無理なんや。全員、心削れてるんやから」
その声音には、かすかに疲れが滲んでいた。
怒っているわけでも、馬鹿にしているわけでもない。
むしろ、理解している側の声だった。
rb「……トントンも?」
tn「ここには余裕のあるやつなんかおらん。……俺も含めてな」
一瞬だけ、相手の目の奥に何かが灯った気がした。
けれどそれはすぐに消えて、灰色の無表情に戻る。
tn「ほら、行け。立ち止まってたら誰かにぶつかられるで」
rb「……あぁ」
言われるまま歩き出したものの、胸の中にはさっきの言葉がじわりと残っていた。
(……ここにおる奴、全員余裕ない、か
それなら――“こっちの俺”もきっと。
rb「……やっぱはよ帰らな」
不安も、怖さも全部連れて。
でも、それでも前に進まなあかん。
灰色の廊下を抜けるその先で、少しでも色に近い何かを探すように、rbは歩みを速めた。
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なんか話ごっちゃになってきた。
読んでて変じゃない…???
まぁ、それでも進めて行くんですけど
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コメント
5件
んもう大好き😘😘 余裕のないrbンゴが知らない間に傷つけたらすんごいことになりそう この世界線のrbンゴって表情豊かそうで好き!!!!! 読んでるときは「ん?」ってなるときあるけど最後には理解しすぎてにっこにこになってる👍️ リアルの去年9月までは本人サマたちも余裕あったけど去年の10月前半からあの運営の問題があって余裕がなくなってそう、!って思ってよんでた
俺からしたら変じゃないな。前…色ついたって…なんかすげぇ…たしかに余裕がないならやばいかもってなったけど前のロボロさんは余裕を持ってたよ…ね?あれ?どっちがどっちかごっちゃになってるけど面白いわ。それが神の領域なんやろうな。あっちのトントンさんも優しいんやな。教えてくれてる。ここからどうなるのか… それと、最近かぜやばない? 俺のところ9人ぐらい休んでるねんけど。 ぽて神様も気をつけてな