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「きゃ〜っ!ちこくちこく〜!」
今日は入学式がある、高校初日。私は運命的な出会いを求めてわざと遅刻をしています!
「あーあ、ここが最後の角か、こここら出てこなかったら運命の相手なんてー」
ドスン。強い衝撃を受けて私は尻餅をついてしまう。
「いてて、(もしかして運命の相手!?)」
私は期待を胸に顔を上げた。
「…」
(え、なんも喋んないんだけどこの人。何?怖っ)
私はずっと虚空を見つめている彼を放置し一人で学校へ向かうことにした。
(あいつなんなのよもう!期待させやがって)
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めんどくさい入学式が終わり、それぞれのクラスで点呼をとる
「今から点呼とるぞー」
担任になる先生が一人ずつ名前を呼んでいく。
「田島四季」
「はい!!」
そうこれが私この小説の主人公の名である。そして…
「桐谷咲也、おいきーりーたーに!!聞こえてるか〜?」
桐谷咲也。それが彼の名前である。
(まさか同じクラスだったなんて!!、まぁ関わらなければいいんだけど。)
ーーーーーーーー桐谷咲也ーーーーーーーーー
今日は高校初日。
(今回はいじめられないように頑張らなくちゃ)
僕は中学校の頃いつも遅く来て給食だけ食べて帰るので、カバと呼ばれていたんだ。ところがどっこい
(初日から遅刻してしまったよ….)
おれが角を飛び出すとドンという衝撃が走る。よくみると、女の子が尻餅をついている。
(どうしよう、何を話せばいいんだ、)
ろくに学校行かなかったから家族以外とのコミュニケーションがわからない。
そんなことを考えていると彼女は先に行ってしまった。
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入学式が終わり、クラスの点呼が始まった頃。
(あの子四季って言うんだ。後で謝った方がいいかな?、どうしよう)
「ーーーーたーに!!聞こえてるか〜?」
「あ、はい」
四季さんもこちらをなぜか見ている。僕は慌てて目を逸らした。
コメント
1件
ふたりの視点が交互に入るの、すごく好きです。四季の「運命の相手!」って期待してたのに無視されてムッとするところと、咲也くんの「どう話しかければいいかわからない」って戸惑いがちゃんと対になってて…。中学校で「カバ」って呼ばれてた過去がチラッと出たのも気になります。第一話からすでに「この先どうなるんだろう」って引き込まれました。あずまさん、素敵な出会いをありがとうございます🤍