輸血も終わり止血も終わり
ようやく一息ついた
とにかく私を抑えるのに必死だったそうだ
途中から様子を見に来た執事全員が
終わった時に問い詰めてきた
ユーハン「なぜ、言ってくれなかったのです」
ハウレス「主様にはいつも助けてくれてばかりなので…せめてもの一言言ってください」
さゆ「心配させたくなかった…」
ぬー「あんまり問い詰めないで、やっと終わったばかりなんだから」
ルカス「そうだね、主様どうか先程の場所で一息ついてください」
そして私達はリビングにいった
さゆ「………」
皆「………」
空気が固まるほどの静かさだ
さゆ「…………ごめん」
え
喧嘩した時から罪悪感はあった
さゆ「あの時の喧嘩…補聴器が原因だったのかもしれない」
ラムリ「補聴器って…何?」
さゆ「そう、皆の世界には補聴器がないから
説明したなかった私が悪かった」
ベリアン「いえ、どんな事があろうとも主様のせいではありません」
ミヤジ「あぁ、執事であろうともが主様を
悲しませた」
ルカス「すみませんでした主様」
そう言って次々と執事達は謝ってくれた
そして補聴器の説明をした
さゆ「補聴器って言うのは……」
ぬー「私がいうよ」
「補聴器は耳が聞こえない人のためにある機械だよ」
ボスキ「耳がッ!」
ぬー「うん、さゆはある病にかかって段々と
周りの人の声や音が聞こえなくなってきてね」
「補聴器をつけたんだけど、その時補聴器の調子が悪くて…皆さんを困悪させたんだとおもう」
フルーレ「…主様ッ本当にごめんなさい」
フェネス「まさか主様が苦しい思いをしている中…俺達はッ」
ルカス「ッ…主様ッ…どんな病か聞いてもいいですか 」
さゆ「言わない…」
ルカス「そうですか…無理を申してすみません」
さゆ「ううん」
さゆ「…もう寝る…お腹すいたら冷蔵庫から
自由にとっていいから」
私は部屋に戻ってねた
ぬー「…トコトコ」
ぬーは冷蔵庫を空け、野菜を出した
ボスキ「なぁ…あんた」
ぬー「私?」
ボスキ「あぁ…主様の姉か?」
ぬー「違うよ…親友」
「私はただの親友だから」
ボスキ「そうか…」
ロノ「にしてもその大量の入れ物はなんだ」
ぬー「あぁ…これ」
「全部さゆのお酒」
ハナマル「お酒!」」
ユーハン「ハナマルさん」
ハナマル「俺まだなんにも言ってねぇし」
テディ「でもお酒がこんなに…」
ぬー「残してあるんだ
いつか病が治った時に私と一緒に
全部飲み干すってね」
……………
コメント
1件