コメント
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何を…?大森さんは何を見ちゃったの…😢
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涼架視点
m「あのね、涼ちゃん」
m「僕、1回バンド解散してるの」
元貴の過去
1番最初の話はそれだった
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元貴視点
m「高校入ってすぐにね」
m「僕と若井と、も1人3人で組んだの」
1つずつ話す僕の過去
涼ちゃんが教えてくれたからには
僕も涼ちゃんに知ってもらいたい
これで離れていったとしても
m「最初の方は楽しかったの」
m「みんなで仲良く演奏してさ」
m「でも、歩幅合わなくて」
僕は走ってるのにみんなは歩いてて
僕だけがずっと焦ってて
充実してるはずなのに
どこかで孤独を感じてて
でもいつか分かってくれるって
信じてて
本心で話そうとしないで
押し殺してたんだ
繕った笑顔で毎日外に出て
練習して
それで歩幅なんて揃うはずないのに
未熟な僕にはわからなくて
僕がもっと頑張れば
想いを届ければ
また一緒に前に進めるんじゃって
思っちゃって
それに必死で音楽を作ってた
そんな状況で
いい歌創れるわけないのに
でもそれがプレッシャーだったんだよね
メンバーを無理やり練習に付き合わせてる
こんな日々続くわけないよ
でも僕は子供で、気づいてたけど
知らないフリして過ごしてた
もっと早く話をしてたら
あんな終わり方じゃ無かったかもしれない
もっと僕が考えてたら、解散しても
連絡取ってて休みの日は
集まって過ごせてたかもしれない
自分の無力さに腹が立った出来事
僕は通信制の学校に通ってたけど
若井とその子は全日制のに通ってて
バイトも勉強も両立するの
絶対僕より大変だっただろうな
特に勉強なんて置いてかれたら
卒業できないし疎かにしたらいけない
分かってた
解ってるつもりだった
でもレコーディングはハードに
設定するし
練習もいっつも我儘言ってたし
変に期待はしてるし
妥協は絶対許したくなかった
いつからかな
練習に集まると雰囲気が悪くなったのは
気持ちの溝ができたのは
最初はみんなで
『目指すはメジャーデビュー!!』
とか言ってたくせに
アー写はこういうのがいいとか
馬鹿みたいに話して
どうせ内心バカにしてたんでしょ
欺いてたんだ
小さかった溝は
ちょっとずつ大きくなって
補強するだけじゃ駄目になって
繋いでくれてる人の線が切れたときに
がらすみたいにわれちゃったんだ
ある日ね、聞いちゃったの
見ちゃったの