テラーノベル
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まず、主から一言。
花吐き病を最後まで見てくれてありがとうございました!
ちなみにPixivにも全話まとめて投稿しています!(おまけ含)
サムネも描きました!気に入ると嬉しいです!
それではここからはおまけの話です!
全然花吐き病には関係ないかもだけど番外編 どうぞ!
「ぷっちー遊びに来たよ!」
「連絡なしに来んなよ」
「冷たいなー」
無断で合鍵を使って俺の家に入って来た俺の恋人いむは紙袋を持ったまま俺に抱きついてきた。
「てかそれ何?」
いむが持っている紙袋に何が入っているのか聞けば、いむはにこっと笑って俺から離れて紙袋に手を入れた。ガサガサと音を立ててバッと何かを出したと思えば、白色の手の甲の大きさの箱を俺の前に差し出した。
「あげる!」
ん!と小さな箱を俺にプレゼントしてきて、手に取って箱を開けると中には箱に収まる大きさのクッションの上にネックレスがある。
これって、と途切れていむを見るといむの手に似たようなネックレスがあり、いむが自分の首にそれを絡めた。
「ペアネックレスだよ!」
シルバーのネックレスで猫が片割れのハートを持っているペアネックレス。
自分のを手に持つといむの手が俺の手に重なり、そのままネックレスごとネックレスを身につけるように俺の首の後ろにまわした。
「はい、着けたよ、可愛い」
「ネックレス着けただけで可愛いって言えるのか?」
「ちょっとでも変わっただけでもっと可愛くなるんだよ」
片手だけを重ねて離さないで、いむは俺の手をグイッと後ろに寄せてそのまま背後にあった壁に俺の背中が付くまで手を後ろに押された。
ドンッと小さな音が鳴ると背中に地味に痛みが走った。
すると、手を上に持っていかれ、俺の腕は強制的に伸ばされた。
いむの顔を見ようとする先に唇が何かに触れた。
リップ音が鳴って俺は雰囲気に流されたまま瞼を閉じた。
「ん…っ」
我慢出来ずに声が漏れると舌が俺の口に入って来て、それは俺の中で遊ぶように動く。舌同士が触れ合い、水音に近い効果音が鳴る、まるで映画のワンシーンの様な。
俺はキスで感じてしまい、体から力が抜けるように立つことも難しい状態だった。
時間が経つにつれ俺の足はプルプルと震え、そのまま足を滑らせ勢いのまま体勢は崩れた、けどいむの手に支えられキスは続いた。
唇が奪われたままでいると敏感になってキスだけでも体が反応してしまう。
水音が鳴る度に俺の声は段々甘くなり、いむを誘う様に喘いでしまう。
これ以上は駄目だと未来が予想出来てしまい、背中をトントンと指先で突く。
返事に応えたいむは唇を離して俺を見た。
すると獲物を狩るような目になり、俺の手を持った手はバッと効果音がなるように素早く離れ、いむは顔を隠した。
「お前…マジ、ヤバいってぇ…」
いむの耳が赤くなっていた。
現状に読み込めていない俺はとりあえず力の抜けた体をもっと支えてほしく、いむの手を俺の手で覆わせてもう片方でいむの背中に回した。
「…それ誘ってんの?」
「違う、腰抜けてんの。落ちたら怖いからやってんのアホ」
えーと凹むいむを見てふっと笑う。
「駄目とは言ってないけどね?」
笑いながらいむを見るとまた唇が触れて今度は早く唇は離れた。
ちょっと寂しいような感覚がしたが
「駄目じゃないならいいよね?」
いむは本気で俺を狙っていた、グイッといむは突然俺を抱き寄せると、肩に電流が流れるような痛みがした。
歯型を付けられた
「ここじゃあれだしベッドに行こうか」
寝室に向かってベッドに凭れるといむはまた俺に体を寄せて、俺の唇を奪う。
されるがままの俺は快感に襲われ、いむと体を密着させて眠りについた。
あのアネモネの花が飾られた隣で
最後まで見てくれてありがとうございました!
コメント
1件
いいねぇ(語彙力消失)