キーンコーンカーンコーン..
昼休みが…終わった…。
楽しい昼休み…が…最後のほうちょっと気まずかったけど。
いまから5限目。
5限目なんだっけ。
なんか移動教室系だったような。
担「さて、5限目は書類に書いてある通り、委員会の仕事に行ってもらう。
仕事といっても、顔合わせみたいなもんだな。
今日は5限目が終わったら掃除で終わりだから頑張れよー寝るなよー」
わ、そうだそうだ。
委員会…ってことは。
「涼風くん…移動教室ですよ..」
いまだに突っ伏している彼に控えめに話しかけてみる。
起こさなければならないけど起こすことを躊躇してしまう。
私たち文化委員は2-Aの教室らしい。
「…私たちは2-Aの教室みたいですよ」
何故か、敬語になってしまう。
ふわりと香るシトラスの香り。
凛「…ん、」
起きた?
起きた!!!!!
沖田沖田!!!!!!!!
凛「めがね、」
黒縁眼鏡を手に取り、かける。
その仕草でさえ気品を感じる。
もうほとんど、クラスメイトは移動してしまった。
いま、私たち以外のクラスメイトが教室からいなくなろうとしてる。
「はやく、行きますよ遅れちゃう!」
この人を待っていたから本格的に遅れそう。
彼の手首を掴もうとした。
スカッ
あれ?
掴んだはずの手元を見る。
凛「…触んなっ。…自分で行ける」
あまりの眼光の鋭さに、こちらが怯む。
「あ、ご、ごめん..」
そうだよね。ちょっと無神経だった。
反省。
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