youdai   said
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 休息時間になり、水を汲みに行った。
 めんどくさいなと思いながら足を運ぶ。
 意外と体育館から近く、すぐに着いた。
 容器に水が入る時にふと思った。
 マークは僕のことをどう思っているのか。
 嫌われていたらどうしようか。
 いや考えすぎなのでは、..?
 そんなことを思っても止まらなかった。
 容器から水が溢れている。
 その水で手が濡れているのにも気づかず、ずっと考えた。
 後ろから誰かが来ているのにも気づかなかった。
 🇧🇷)溢れてるよ、?
 ジュンジがそう言っているのにも気づかなかった。
 🇧🇷)ゆ、ゆーだいくん、?
 肩に手を置かれた。
 やっと気づき、ジュンジの方を見た。
 3️⃣)どうしたんですか?
 🇧🇷)水、溢れてるよ、?
 3️⃣)あ、ほんとだ、
 🇧🇷)気づいてなかったの、?
 3️⃣)はい、
 🇧🇷)なんか、あった、?
 なんでこんなに優しいの?
 なんで僕のことを気にしてくれてるの?
 こんなこと思うなんておかしい。
 そう言ってくれて嬉しいはずなのに。
 なんで素直になれないんだろ。
 こんなの僕じゃない。
 この僕はちょっと病み気質なのかも。
 普通の僕と、病み気質な僕、?
 そんなことを思っていたらジュンジが口を開く。
 🇧🇷)まぁ、なんかあったら言ってね!
 🇧🇷)水汲みは僕がしておくからさき帰ってていいよ!
 3️⃣)ありがとうございます。
 また体育館に足を運ぶ。
 なんでこんな僕に優しくするの。
 なんで不器用な僕に優しくするの。
 なんでなの。
 分からないよ。
 教えてよ。
 こんな最悪な僕に優しくする理由を。
 体育館の前で倒れてしまった。
 なぜか体育館からマークが出てきた。
 体育館の前で倒れてる僕を見つけてくれた。
 🇬🇧)ゆーだいくん?!大丈夫?!
 優しい声でそう言ってくれた。
 はぁ、まただ。
 また優しくしてくれてる。
 もう優しくしないでよ。
 こんな僕に優しくしないでよ
 そう思っていると涙が出てきた。
 泣きたくないのにな。
 泣いたら弱いのに。
 🇬🇧)保健室行こっか、
 保健室に行ったら先生に迷惑だよ。
 3️⃣)ううん、大丈夫だから。
 🇬🇧)ほんとに、?
 3️⃣)うん。大丈夫。
 🇬🇧)そっか、じゃあ戻ろっか。
 3️⃣)うん。ありがとう。
 ありがとうって言えた。
 良かった。
 言えた。
 ごめんねじゃなくて。
 ありがとうって言えた。
 やっと言えた。
 そんなことを思い、マークと一緒に体育館へ戻る。
 🇬🇧)よしじゃあ練習再開するよー!!
 部員)えいー!
 体操座りをし、縮こまってみんなを見ていた。
 いつの間にかマークのことを見ていた。
 彼が頑張る姿。
 とってもかっこよかった。
 あんな子の彼氏になりたい。
 こんな思いはどうせ届かない。
 好きって言う気持ちも届かない。
 簡単に好きって言えたらな。
 そんな強い勇気があればな。
 心の中では簡単に叫べる。
 誰にも聞かれないから。
 でも、現実では叫べれない。
 誰かに聞かれてしまうかもだから。
 誰かに聞かれたくない。
 恥ずかしい。
 こんな思いさえなければ。
 簡単に言えるのに。
 マークに好きって言いたいのに。
 言えない。
 いつかは言えたらいいな。
 
 
 
 
 
 
 
 next…嫉妬
コメント
2件
あぁ!もう!なんでこんな天才な作品が生まれるんですか! 尊敬しまくりですよ! もう!(めちゃ天才っす、)