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赤い花がら模様 黒のタキシード
蒸気機関車 黒い蒸気船
本の中でしか 知らない
その景色 目の前に在るんだ
これは夢なのだろう
巡る 輪廻の糸は
悲し ただ空回り
強く 引き寄せる度
弱く 千切れるだけで
全て 分かっているのに
何か 忘れているようで
ただ其処にある夢を見てた
限りなく 高く広がる空は
どこか どこか 悲しく広がっていた
きっとその 手を伸ばす先にある
未だ それを 掴めないまま
羽ばたいた 鳥の羽音の中に
思い出せない 面影を探した
何のため 誰のために
私が ここで 一人 迷っているのです?
街角に響いた
澄んだ旋律よ
雲は絶えず流れる
淡い恋空模様
ひと目見た時に
気づいていたんだ
彼にときめいた
これは恋なのだろう
紡ぐ 悲劇の音は
開く パンドラの箱
遙か 記憶の底で
全て 繋がっていて
遠く 聞こえているような
響く 別れの唄も
ただ答えは出せないままに
瞬いた 瞳に映る物は
思い出した 悲しい現実で
全てこの 手の中にあったのに
今はそれも 触れられないの
動きだす未来 追いかけるには
何もかもが 既に遅すぎてた
忘れゆく定めの 答えなんて
知らない方が 幸せなのでしょう
膨大な時の流れの中で
何時か 何時か 流れ着くのだろう
何度目の今 此処にある物は
守り切れず 崩れていくだけで
悲しくも最後の 音を奏で
君は語る 「仕方ないね」と
薄れゆく景色は やがて消えて
全て 戻る 全てを忘れてく
繰り返す 私は時を駈ける
目指す先に 何が在るとしても