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「だからさっき行っとけばいいって言ったのにー」
「えへへ、ごめんなさいです」
ユキのトイレ発言の後、ドーロはため息をついてユキと一緒に歩いて、体育館近くのトイレに来ていた。
ちなみに他の子供達は現在ウマヅラとルクスが連れていってる、後で遅れてユキは合流するのだ。
「ほーらー、外で待ってるからねー」
「はいですー」
ユキはトイレに入り考える。
「さて、ここからですね……どうやって出ましょ」
ユキが何かないかと周りを見回すと
「わ!ユキは運がいいです!」
ユキがたまたま入ったのは一番端のトイレで窓があった!
「ここまであれば完璧です……せんせぇ!おなかいたいのでちょっと時間がかかりますです!」
「はーいー、大丈夫ー?せんせーは居るからゆっくりねー」
「はーいです!」
誰から習った訳でもないが子供ながらに悪知恵が働くユキ。
そして
「ん……しょっと……!」
窓をゆっくりあけて小さな身体でなんとかよじ登り……
「脱出成功でーす!」
ユキは無事トイレの裏へ脱出した。
「後はあの声の人の所に行くだけです!」