続きです!
水side
数分後、ないちゃんと別れてさっさと家に帰った
おじさんみたいに痴漢とかされるのが怖かったのもある
けど
ないちゃんともっと長くいたら、もっと余計なことを言ってしまいそうだった
部屋に戻りベッドに倒れこむ
気づいたら好きと言っていた
助けてもらっただけで好きになる僕もチョロいと思う
でもこんな僕を助けてくれたのは初めてで
あの背中がかっこよくて
好きになってしまったんだと思う
好きになってしまったらもうどうしようもできなくて
しかもバレてしまって恥ずかしいったらありゃしなかったけど
女子同士でも付き合ってもいいと思う
ジェンダーレスの時代だし
でももう考えているとキリがなくて
諦めて寝ることにした
水side
僕は今、2年生の廊下にいる
ないちゃんに会うためだ
どこのクラスかなんて聞けなかったが
どーせ教室でも1人なら会いに行こうと思った
2-A、2-B、2-C…
と見ていくが、そこにはいなさそうだった
なのでちょうど廊下を通りかかった先輩に聞いて見ることにした
水「あ、あの…っ、乾ないこ先輩ってどこのクラスかご存知ですか、? 」
「えぇ~、あいつ探してんの? 」
「ウケる(笑) 」
感じが悪そうな先輩で冷や汗が出た
でもないちゃんに会いたい
水「クラスだけでいいので…っ、教えてください…っ! 」
「こんな真面目な子がねぇ?ww 」
「乾さんは2-Fだよ~?ww 」
「…あ、ありがとうございます… 」
すごく態度に吐き気がしそうで
色々思い出してしまうものがあって
逃げるように先輩から離れた
水「…ここ、だよね」
あの先輩たちはないちゃんのことを嘲笑っていた
この教室の奥では何が…
「お前いい加減にしろよっ!! 」
怒りがこもった男の人の声
大きい声に慣れていない僕はびっくりしつつ
ドアの隙間から教室を覗く
すると
桃「……」
頭から水を被って無言で立っているないちゃんがいた
コメント
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はぁぁぁぁ⤴ てんさいじゃぁぁぁん