この作品はいかがでしたか?
3,014
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「 ねえ、そらるさん 」
夏の三日月の下、二人きり。
きらきら輝いている三日月の下に、俺らは三日月を見ながら手を密かに繋いでいた。
俺の名を呼ぶ俺の相棒___彼女の声。
もう”二度と聞けない”その綺麗な声に喜びを感じながら、俺は君の名を優しく呼ぶんだ。
「 なあに?まふまふ 」
「 ふふ、そらるさんに久しぶりに名前を呼ばれるのって..なんだか照れくさいですね 」
へにゃ、とヘタクソな笑顔で言うまふまふ。
何だか俺も自然と笑えてしまって。
はは、とつられて笑う俺の口角はいつもよりも上がっている様。
「 もう僕達、お別れなんですね 」
「 ..そう、だね 」
静かにボソ、と呟くまふまふ。
その表情には、哀しいという気持ちが痛い程わかる。
「 ..まふまふ、これって知ってる? 」
「 ? 」
「 春は別れのシーズン 。
でも、夏も別れのシーズンってやつ。
.. 今俺らがまさに、夏のお別れってやつだよね 」
「 .. !そう、ですね。哀しいものです、」
永遠の別れ。
そんなものとっくに二人とも分かっていた筈なのに。
俺らは次第に瞳に涙を溜めたまま、涙声で喋っていた。
そして気が付くとまふまふの純白の”翼”が浴衣から突き出ていて。
「 ..僕らが同じ種族だったら..永遠に一緒に居られたのでしょうか 」
「 ..永久に居られただろうね。..オレが、オレが”ヒト”ではなかったら..引き裂かれることなんて、無かったよね、」
自分の種族が憎くて仕方がない。
オレがヒトではかったからどんなに幸せなのか、いくら想像したか。
まふまふと同じ”天使”であったら。
まふまふを..幸せにしてあげられたのかもしれないのに。
でもまふまふは優しいから、どうってことないよ!って笑ってくれるんだ。
「 そらるさんのせいではないです!..でも、きっと僕らは..神様に嫌われた忌みコなのでしょうね 」
「 ..忌みコ、か。確かにね、」
くす..と笑う俺を横目に、まふまふは優しく微笑むも、まふまふの体は段々と白く消えていく。
あ、ぁ..もう来てしまったのか、もう..もう..。
まふまふはもう..天界へと、帰ってしまうのか。
「 ..元気を出してください!
もう、もう逢えないけど..きっと、僕以外でそらるさんを幸せにしてくれるヒトが現れるから.. 」
「 ッ、駄目だ、俺は、俺はまふが良いッ!! 」
「 ..我儘は駄目ですよ?そらるさんっ 」
いつも通り笑う君。
俺の事を想ってくれてるのが多いにわかる。
でも___嫌だ、消えてほしくない。
俺はまふまふの手首を掴む。でも、手首さえも白く消えて行った。
「 大丈夫、此処に来れば..きっと、きっと僕に逢えます。寂しい時は此処に___」
「 ぁ、まふ.. 」
言葉が思い浮かばない。
まふまふの体はほとんど消えていて、もう少ししたら全て消えてしまう様だ。
涙がポロポロと頬に流れ続ける。
「 ..もう天界に行くんですか、、
有難う御座いましたそらるさん!人間界..悪くなかったですよ?
..さようなら、愛してます !! 」
ちゅ、とリップ音が可愛らしい響く。
はっ!?と思いまふまふが居た場所に振り反えるも、そこにはまふまふは居なかった。
「 っ、まふ..だいすきだ、」
俺の想いは、誰にも届かなかった。
でも_____。
自然と虚しい、とは思わなかった。
主から
雑すいません!!!!!
こーゆーパロ書きたくなるんです!!!!
え??変??
すいません!!!!!!!!
ではね!!!!
こんなざっっついやつでも好きになってくれた方がいらっしゃるなら!!!!
♡連打よろです!!!
では!!!!!
ね く す と 、♡ 3 0 0 0
コメント
4件
はい、神でーす☆