「ねぇージリ。構ってよ〜。」
「うるさい…もう寝る…」
そう言って彼は布団を頭まで被った。
「甘いお茶淹れてあげるからー。」
「……………」
だんまりしてしまった。
今、とにかく暇なので何としても起こしたいところ。
「ムーンライトキャンディも追加で」
「起きる」
現金な子だ。
そう思いつつ、ムーンライトキャンディの包装を開けて、彼の
口にぽい、と入れた。
「・・・。」
「美味しい?」
まぁ、彼がいつも食べてるものなので今更かもしれないが。
「…お前がくれたものだから嬉しい。」
急な嬉しい発言に、思わず頬が緩んだ。
「なんか君素直で気持ち悪いよ」
「うっせ」
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