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最近、投稿していなくてすみませんでした💦ちょっと諸事情で……
久しぶりの投稿なのでじっくりご覧下さい。
第五章:独りヒート──本能に支配されて
「あ……っ、ん……やだ……っ、なんで……っ」
背中が焼けるように熱くて、
下腹が、ずっと疼いてる。
──レイン様が、いない。
数日ぶりの外回りだと言って、
今日は朝から屋敷を出ていた。
「昼過ぎには戻る。大人しくしてろ」
そう言われたのに、
なんで今日に限って、こんな……っ。
「やだ……来ちゃった、のに……っ、ヒート……」
足元がふらついて、ベッドに崩れ落ちた。
パジャマの上からでも分かるくらい、身体が熱い。
喉が渇いて、下着はすでに、ぐっしょりだった。
「レイン様ぁ……どこ……帰ってきて、ください……っ」
αの匂いが欲しい。
レイン様の熱が欲しい。
なのにいない。それだけで、身体が壊れていく。
ベッドの枕元に顔を埋めて、
その残り香を必死に嗅ぐ。
「んっ……ふ、ぁ……っ、レイン様の……におい……っ」
スーツの上着が投げられていた。
その布を抱きしめて、ぐちゃぐちゃに顔を擦りつけた。
「はぁっ、あっ……においだけで、だめ、気持ちいい……っ♡」
無意識に、脚が擦り合わさる。
指先が、自然と下着の奥へ潜っていく。
「ん……あっ、あぁ……っ、やだ、こんなの……っ、自分でなんて……っ」
自分の指が、いやらしい音を立てながら中に入っていく。
レイン様のモノじゃない。レイン様の指じゃない。
なのに、身体が欲しがる。奥まで挿れて、擦って、震えて。
涙が溢れて、止まらない。
「レイン様、っ……どこ、どうして……っ、今だけは、そばにいて……っ」
どれだけ匂いを嗅いでも、どれだけ想像しても、
あの熱さには届かない。
「おかしく、なっちゃう……っ、だれか、レイン様……お願い、お願いだから……っ」
自分で指を出し入れして、
背中を丸めて、
残り香に縋って、泣きながらイった。
「あ……っ、やっ……イッちゃう……っ、あぁあぁっっ♡♡♡」
何度イッても、足りなかった。
ただ、レイン様のいないベッドで、
壊れた身体が泣いていた。
「番なのに……どうして……一人なの……っ」
こんなにも欲しいのに。
愛してないはずなのに。
もう、心も身体も、レイン様に支配されていた。
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