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カラスバside
今日も業務を片付けていく。
そういやぁ最近テオ来ぉへんな……。
何してるか気になって盗撮アプリで開けば……。
カラスバ「?何や、なんで真っ暗なん??」
音も出ずずっと真っ暗な画面…。
もしかしてアイツに何かあったんか…?
すぐさま出掛ける準備をする為に席から移動すると…。
ジプソ「カラスバ様ッ!緊急ですッ!」
エレベーターから急に飛び出してきたのは右腕のジプソ。
カラスバ「んな事知っとる、テオに何かあったんやろ?俺が行く。」
ジプソはえっと、あの、と言いながら本題を言わない。
カラスバ「何や、はよ言わんかい。」
縮こまるジプソの後ろからひょこっとテオが覗いた。
カラスバ「…?はぁ?何や無事やったんかいな、何かあったかと……。」
テオ『ジプソ酷いなぁ、俺を置いて行こうとするなんて…、カラスバばっかじゃなくて俺を見てよ?』
……聞き間違えか??俺よりジプソ??は??
ジプソ「こ、これには訳がありましてッ!」
テオ『ねー、俺を見てよ〜。』
ジプソ「ちょっ!テオさんは静かにしててくださいッ!!」
アカン、イライラが止まらん……。
カラスバ「はよ説明してや…。」
俺の言葉で更にジプソが固まる。
テオ『ちょっと、俺のジプソに酷いこと言うなよ…、これ以上酷いこと言うならルカリオでボコボコにするぞ。』
何でなんッ!?何で俺よりジプソ!!?
ジプソ「…、説明させて頂きます、丁度テオさんが野生ポケモンとバトルをしている時に会って……その、野生ポケモンからメロメロが丁度テオさんに当たってしまい…そのまま目が合ったのが私でして……。」
へぁ???
テオ『ジプソのお腹ぷにぷにだぁ、ははっ!気持ちいいなぁ♡』
ジプソ「テオさんッやめてくださいッ!!」
テオ『えぇ?こんなに気持ちいいのに??』
アカン、これ以上は俺がダメになる……。
カラスバ「……、取り敢えずジプソは元に戻り、俺はコイツを何とかする……。」
俺は目頭を押さえて何とか自分を持つようにする。
ジプソ「分かりました、お手数お掛けしますが…よろしくお願い致します。テオさん、貴方はカラスバ様とお話をなさって下さい。」
テオ『え?ジプソ行っちゃうの?何で??俺が嫌いになったの??』
ジプソ「貴方がちゃんと良い子にしてたら戻って来ますから。」
テオ『…うん、分かった。良い子にしてる。』
ジプソはそのまま部屋を後にした。
さて、こっからや…。
カラスバ「取り敢えず座れや…話はそっからや。」
テオ『…何でそんな偉そうなんだ?さっきからジプソの事奴隷か何か思ってんの?あの人は優しくて強くて、包容力がある人だ、アンタの下なんて勿体ないね。』
どうしよう……心抉れてまう…。泣きそう。