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外では大雨が振り雷が鳴っている。 赤ちゃんを産む声が 病院の中に響き渡り、少し立つと赤ちゃんの泣き声が鳴り響く。部長から許可を貰い仕事を抜け出して急いで病院へ来た父親を待っていたのは優しげの容姿をした可愛い男の子の赤ちゃん。みんな幸せの光に包まれていた。「名はどうしようか」そう悩む2人だったが父がもう決めてあるんだと語りかけ「星のように明るい子になってほしいから星斗(せいと)なんかどうだ」母は迷う事なく許可をした。10月5日、夕方の事だった。それから父と母は楽しい生活をしながら星斗のために愛を注いだ。それから2年後の10月5日の事。誕生日を祝うために急いで帰っていた父は事故で帰らぬ人となる。孤独から母を救ったのは父だった。葬式のあと星斗を残して母は自殺した。見つけたのは母のお父さんで餓死寸前の星斗を一時的に保護し、児童相談所へいく事となる。母の親の母は死んでいておじいちゃんだけが生きていた。星斗は一時的に施設へ送られて生活リズムが整ってからおじいちゃんのところへ戻される。仕事をしながら育ててくれるとの事だった。そしてそのまま小学校へ入る。星斗は前世の記憶を夢で見る。それは星斗は過去に美しさと不老の力を得るために苦しさを犠牲にした自分の意思との契約光景であった。起きた後、鏡の前に立つ星斗は自分を抱きしめて笑顔を浮かべている。なぜだろう笑顔なのに涙は自然に流れる。夢が言うには「美しさを手に入れた感覚は気持ち良いか?自分がエロく感じるか?美しさと不老の力を獲得し苦しみを犠牲にしたお前は愚か者だ」それから星斗は全てを演じるようになる。感情を押し殺して迷惑をかけず苦しむ理由を作らないように努力をしてゆく。自己否定をしないために自分を愛し、偽りを嫌い本物を愛すようになる。おじいちゃんから両親の話を聞いた。母は近寄り難い人で周りからはおかしな理想主義者だと言われ続けてきた。そこに当時モテモテだった父が近づく。父は一目惚れだったらしい。最初はその愛を信じなかった母も孤独から救ってくれた救世主の彼氏として見るようになる。星斗にとってその話は聞かなければよかったと思わせた。自分が契約した運命が奪ってしまった。星斗は涙をこらえて部屋へ戻る。星斗も学校で一人、おじいちゃんに迷惑はかけられない。だから孤独だった。でも星斗は自分を愛し孤独でもいいと心を制御していた。学校では唯一の友達も獲得し先生とも仲良くなり楽しい生活を送れていた。地域の人達も優しく幸せそのものだった。星斗とおじいちゃんは海の近くに住んでいて10歳となる誕生日それは起こった。その日は誕生日だからと仕事を休み星斗も学校を休み山へ遊びに来ていた。昼のキャンプをしていた時のこと幸せは大きな揺れと共に崩れ去った。大きな地震が起きた、何か不穏な雰囲気を感じ取っていたが今はおじいちゃんとのキャンプを優先したい一心で楽しいキャンプをして家へ帰る。帰った瞬間予想通り家は崩壊していて通っていた学校の全ての人間が津波に飲まれて死んでいた。地域の人間も全員もういない。テントで眠っている時、ずっと現れなかった星斗の意思が来て「10歳となったゆえ不老の力を与える」との事だった。涙は流していけない、怒りも責めることも解決に繋がらないし涙は弱い証拠だ。と自分を抱きしめた。心はどこか穴が空いたようなスッキリしない苦しさがあった。崩壊した街の真ん中でおじいちゃんはどうしようかと乗ってきた車に寄っかかりタバコを吸っていた、星斗は感情を押し殺し余裕を見せるためにカメラで廃虚となった街を撮った。 救助隊がきてメディアの人達に囲まれた。その人達は驚いていた。救助隊の人達はおじいちゃんを連れて事情聴取を受けていてメディアは近寄り難い少年として取り上げることをやめた。その後、避難所で生活して新たに仕事を見つけたおじいちゃんはそこの近くに引っ越して学校へ通うことになる。