勝手な未来

地球は業火に燃えていると言ってよい。

そのぐらい、思考基準（イデオロギー）が人ごとに違う。

しかし、アジアは改革が進んでいる。

日本は率先して、他国から扱えない島を買い、それを一つの島へと合体させる

「太平洋の礫計画」を進めている。

結果大成功し、フィリピンやインドネシアも島と島を合体させて、移動が楽になった。

太平洋の島々は現在殆どが日本の支配下となっている。

この計画を知ったスペインも、ガラパゴス諸島をイベリア半島にくっつけようとしたが、

計画中に経済が破綻。再び内戦一歩手前となった。

2138年6月15日、世界各国で投票が始まった。

スペイン・マドリード

「私達共産主義の党である［マルクス・スペイン党］が貴方がたの社会の不安を、

国の病を取り除きます！さぁ皆さん私達に一票を！聖なる一票を！」

「我等ファシストの党である［スペイン社会党］が、スペインをもう一度

陽のあたる帝国へと変えます！私達は大帝国をつくる使命があるのです！」

「皆さん、確かに今国の不安を招いたのは民主主義です。

しかし、私達［自由スペイン党］は自由主義を尊重し、国民一人ひとりを豊かへします！」

アメリカ・ワシントン

（注意、この世界のアメリカは複数の党があります）

「我等［民主党］はいまも発生している銃声の音を止め、アメリカを真の強国へと

生まれ変わらせます！平和は民主主義にあり！」

「皆さん、民主党は何をしたか覚えていますか？人種差別を犯罪と認定する法律を無くしたのです！

なぜこんな国賊を当選させる必要があるのか！我等［共和党］に一票を！自由民主を！」

「なぜアメリカは民主主義でないといけないのだ？そのせいで腐敗がどんどん進んでいる！

我等［アメリカ・レーニン党］が経済をいまの2倍に膨れあげましょう！」

「ファシスト。あなた達はこの言葉を嫌悪し過ぎではないでしょうか？確かにナチスは悪いです。

しかし、この［アメリカファシスト連盟］は世界を平和にします！」

皆さんは…どの党を選びますか？