マッサージ

3人で晩ご飯を食べて、ツアーの話をして時間は過ぎる。渡辺は、今日は岩本の家に泊まるらしい。

岩本が洗い物をしてくれる。

渡辺はソファで丸くなっている。

そばに目黒が座り、2人は話をしている。

また岩本の心がツキンとする。

岩本ー翔太、帰るか？

渡辺ーコーヒー飲む。

目黒ー淹れてくるよ。

岩本ー身体はどうだ？

渡辺ー・・目黒がマッサージしてくれるから大丈夫だ。

岩本ーマッサージ？

渡辺ー照は忙しいから、目黒がしてくれる。

目黒ー翔太くん、ガチガチなんだよ。

岩本ー俺がしてやるのに。

目黒ーほら、言えばいいのに。

渡辺ー照は・・。

岩本ー忙しくても、翔太のマッサージくらいしてやる。

渡辺ー次から頼む。

コーヒーを飲みながら、目黒は笑っている。

岩本がヤキモチ妬いてる。

渡辺は、時々、岩本を試すみたいなことをする。巻き込まれる目黒は笑うしかない。渡辺の可愛い、愛情確認だ。

岩本ー翔太、帰るぞ。

渡辺ーん。

岩本ー目黒、助かった、晩ご飯までご馳走になって。

目黒ー岩本くん、手伝うことあったら教えて？

岩本ーまた頼む。

渡辺ー目黒、ありがと。

目黒ー岩本くんに、またほぐしてもらいなね？

渡辺ーん。

まだ車に乗っているだろう頃に、渡辺からLINE。

岩本がヤキモチ妬いてる。

またマッサージしてくれとのこと。

懲りない渡辺。岩本が気の毒になってくる。

一応、OKのスタンプ送る目黒も、どうかと思う。

目黒ー岩本くんに恨まれるの俺じゃん。

笑いながら携帯をテーブルに置く。

何事も動じない感じの岩本も、渡辺にかかれば、ただの恋する男になる。目黒は、そんな岩本も可愛いところがあり、いいなと思うので、ついつい渡辺の手伝いをしてしまう。目黒はあの2人が気に入ってるのだ。長く一緒にいるのに、可愛いところがあると、なんか楽しい。岩本には迷惑な話だが。