テラーノベル
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akpy 転生
死・転生描写あり
魔法パロ要素あり
py視点
ドゴーンッッ!!
遥か前方から激しく火花の飛び散る音や爆発音、 土煙の中から鋭い光が放たれていた
僕は後方の簡易的な施設で怪我をした兵士たちに治療を施していた
駆け込んでくる兵士は後をたたず
救護班のMPをなるべく消費しないように交代で休憩を挟みながら手当を行っていた
夜も更け少し前方からなる音も収まったことに彼はやってきた
最前線に身を投じ、戦争が始まってから今の今まで休むことなく戦い続けていた彼は
全身怪我だらけで歩くことすらできずに仲間に担がれやってきた
mb「ピヤノ!手当頼む、、、!!」
ほとんどの救護班の人の魔力が底をついていたため、かろうじで治療できるほどには残っていた僕が彼の手当てをすることになった
全身から出血、片足が粉砕骨折
か細い呼吸に震える手、
半分以上意識がない危険な状態
見るに耐えないほどの重傷を負った彼を急いでベッドに横たわらせ僕は治癒魔法をかけた
慎重に、少しでも気を緩めると失敗してしまうこの魔法
僕が失敗したらもう、ここにいる誰も彼を救うことができない
国を、僕たちを守るために最前線で息も絶え絶えになりながら戦ってくれた彼を救えなくてどうする、、、
神様、お願いです
僕の全てをあげるから、どうか彼を
助けてください
ak視点
激しい爆発音で目が覚めた
先ほどまでの悲惨な戦場とは違い
薄汚れたベッドの上で目を覚ます
起きあがろうとするも全身に激痛が走り
ak「ぃ”、、、っ」
煙を吸ったのかまともに声を出すことすらできない
「んぅ、、」
俺の呻き声に共鳴するかのようにどこからか
声が聞こえた
ak「、、、?」
視線を落とすと俺のベッドの縁でもたれかかるように寝ている人がいた
救護班の服を着ており、状況から察するに俺を助けてくれた人なのかも知れない
ak「、、、」
それにしても、こんなに小さい子も戦場に出るようになったのかぁ、、
いくら人手が足りないからって流石に、ねぇ
「ん、うぅ、、、 」
そんなことを考えていると、その子が起き上がり俺を寝ぼけた瞳で見つめる
「は、ぇぁ、、、っ 」
「起きてる、、ッ!?」
飛び上がり目を丸くする様子があまりにも可愛い
「えぁ、あの、、っ」
「大丈夫です、か?」
ak「ぁ”、っ、、、カヒュっ」
うまく声を出すことができない
「あ、もしかして煙吸っちゃってましたか?」
ゆっくりと頷くと
「心配しなくても大丈夫です」
そう言って俺の唇にキスをした
ak「、、、ッ⁉︎⁉︎」
なんて破廉恥な、、!?
「ぷはっ、、」
「これで話せますか、?」
ak「ぁ、、っ」
「あ、あー、、」
「は、なせる、、、っ」
治療の一環なのだろうか
にしても、一言くらい言ってくれればいいのに
「、、、?」
「どうしました、僕の顔に何かついてます?」
僕!?
この見た目でボクっ娘か、、
まぁ、とやかく言うつもりはないけどさぁ、、、
ak「あの、さぁ、、、助けてくれたのは感謝するんだけどね?」
「もう少し、なんか躊躇いというものを身につけた方が」
「命の危機に関わってるのも分かるし戦場、で言うべきではないとは思うんだけどさ」
「治療なのは分かるけど急に異性にキスとかは、さ?」
長々とお説教かとも思えるようにつらつらと話す
「えぁ、あの、、、」
「僕、男です、、」
困り顔をしながらそう言う
「よく間違えられるんですよ、、はは」
「あ、僕ピヤノっていいます、」
ak「え、え、え、、、」
「え”ぇ”ぇ”ぇ”ぇ”、、、ッ!?!?!?」
py視点
目の前で大口を開けて硬直している彼
ここに運ばれていてからほぼ一週間は寝たきりだったため僕も時間の合間を縫って彼の様子を見にきていた
苦しんでいる彼に僕はどうすることもできないのがもどかしく、せめてそばにいてあげることができればと思っていた
そして、ようやく彼が目を覚ました
本当に嬉しくて、ちゃんと動くことができている姿を見て心底安心した
「俺、Akiraって言います」
「助けてくれて、ありがとう、、ございます、、、」
py「いえいえ、っ!これが僕の仕事なので!それに、拙い治療でまだ完治はしてないですから、」
「最前線で戦ってくれたAkiraさんの方がよっぽどすごいし、感謝しかないです、、、」
ak「でも、ピヤノがいなかったら、、、きっと俺死んでたから、」
暗く死んだ目をする彼に僕はそっと手を伸ばし彼の手を握る
py「戦争はもうすぐ終わります、」
「僕たちの勝利です」
ak「え、、?」
py「Akiraさんが、戦ってくれたおかげで守られた命が、ここにあります」
へな、っと笑うとAkiraさんは少し顔を赤らめ目を逸らしてしまった
py「あの、、Akiraさんの怪我がまだ完治できていないのは僕の治療が下手なせいなので、」
「お詫びに戦争が終わった後、リハビリお手伝いしてもいいですか、、?」
ak「、、、っ!」
「もちろん、、! 」
よそ行きの格好をして待ち合わせ場所に行く
大きなシンボルとも呼ばれる時計台の下ですでにAkiraさんは待っていた
ak「あ、!ピヤノ、、、っ!」
僕に気がつくとぱっと笑顔になり
小走りで駆け寄ってくる
py「すみません、遅れました」
ak「いや、集合時間前じゃん笑」
「てか、今日はどこ行くの?」
py「僕が普段所属している病院です」
ak「え”ぇ”〜、、、レストランとかじゃないのぉ?」
py「リハビリって言いましたよね、、、?」
ak「デートを誘う口実じゃないの?」
py「何言ってるんですか、、、」
「そもそも、付き合ってないですから」
ak「付き合ってない人にチューするんだ」
py「はい、、?」
キス、、?いつ僕がAkiraさんに、??
もしかして、前の?
py「いや、あれは治療の一環として、、、っ!」
ak「それでも俺にはファーストキスに間違いなかったから」
py「ファーストキスだったんですか、!?」
ak「そうだよ、!こんな戦争しか脳のない奴に色恋沙汰あるわけないでしょ!」
たしかに、、そうかもしれない
戦争の絶えないこの国で、愛人を失う可能性が高いこの状況で、、、
恋をしようとなんてとても思えない
ak「だから、責任とってよね?」
py「え、?」
そう言ってAkiraさんは僕の手を掴み
賑わう市場へ向かっていった
py「ちょ、待ってください、、、病院はっ」
ak「こんなの大した傷じゃないし」
「ピヤノとのデート楽しみたいじゃん」
py「だから、デートじゃ、、、っ」
完全にAkiraさんのペースに乗せられ
普段来ないような明るい雰囲気を楽しんだ
日が暮れて夕陽が綺麗に見える丘に案内され
2人で街を見下ろすことのできるベンチに腰掛けた
なんだかこの時だけは本当に恋人とデートをしているような気分になっていた
ak「ピヤノ顔赤くない、、?笑」
py「夕日でそう見えてるだけです、、、」
嘘
本当は、
今日一日中ずっとドキドキしていた
この気持ちを隠すように必死に取り繕ってもやっぱり、無理だった
体が熱くて
Akiraさんと目を合わせることができない
ak「ピヤノ、、?」
不安そうに僕の顔を覗き込む
ak「ごめんね、俺に付き合わせちゃって、、、疲れたよね? 」
申し訳なさそうに謝るAkiraさん
py「いや、違うんです、、、っ」
顔を真っ赤にして必死に弁明をする
py「ただ、久しぶりに遊びに出かけたので楽しくて、、、っ」
ak「、、、」
「俺も、、っ!笑」
2人で誰もいない丘の上で笑い合う
py「、、、あ、あのっ」
ak「あの、さっ、、!」
py「あ、先、、、どうぞっ」
ak「えぁ、、いやっえっと、、、」
「俺、さ、、、ピヤノのこと、好き、なんだけど」
py「え、、ぁ」
ak「ごめん、気持ち悪いよね、、、」
py「いや、ちがくて、、」
「僕、も同じこと、、、言おうとっ」
ak「え、、?」
「ほんとに、?」
py「はい、、」
真剣に見つめる僕を見てAkiraさんの不安そうな顔が次第に明るくなっていく
ak「ほんと、の本当に、、、?」
py「ほんとです」
ak「まって、まじで嬉しいんだけど、、、っ」
「初めて会ったあの日から、ずっと一目惚れ、してて、、っ」
py「僕のこと女だって思ってたのに、、笑」
ak「いや、だって、、、あまりにも可愛すぎて、」
「もちろん、どんなピヤノでも大好きだけど」
py「さらっと、そういうこと言う、、、」
数年後
Akiraさんと交際を始め数年が経過したある日
僕たちは次に行われることになった戦争へ向けて簡易施設で待機していた
Akiraさんは先の戦争で負った怪我により
全盛期ほどの実力が出せなくなっていたものの人員不足な現状で出兵しなくてはならなかった
Akiraさんの魔法は近距離魔法を始めとした広範囲の雷魔法で兵士の中でも群を抜いた実力者だった
だからこそ、怪我の後遺症を負った彼を
前線に立たせるのはとても心配だった
ak「ピヤノ、気をつけてね」
py「いや、僕なんかただ簡易施設で救護してるだけですから、、、Akiraさんこそ、気をつけてください」
「怪我の後遺症だってあるんですし、、」
ak「大丈夫、!ちょっとMPが減っただけだから!」
py「、、、っ」
行かないでください
何度もそう言おうとした
しかし僕が言ったところで、彼は止まらない
国のために身を尽くし、国民を守るために戦ってしまう
パーンッッ!!!
遠くから花火の打ち上がるような音が響き
全員が戦闘体制に入る
ak「花火、、見てみたいなぁ」
呑気にそんなことを言うAkiraさんを横目に僕は激しく鼓動を打つ心臓を必死に落ち着かせることしかできなかった
py「戦争、終わったら、、、一緒に行きましょう、」
ak「ほんと、!?約束だよ?」
ぱぁ、っと顔を明るくして優しく微笑みかけてくれるAkiraさん
ak「んじゃ、行ってくるね」
そう言って僕の唇にキスを落とし施設を出ていく
ゾロゾロと戦闘班が施設を出て戦争に向かう
僕たち救護班は変わらずここで運ばれてくる兵士を待つ
外から聞こえてくる激しい魔法の音や
激しい光
あの中できっとAkiraさんは戦っている
どうか、どうか無事に帰ってきてください
しかし、そんな願いは
数週間後に悲惨な形で破られた
ak視点
数週間後
戦争が長引き兵士たちの魔力消耗戦となっている現状
必死に広範囲攻撃を繰り出すも威力は次第に落ちていってしまう
仲間「Akira!このままだとまずい!」
そう叫ばれ、撤退を促される
そんなこと言われても、戦うしか他ない
以前より格段に落ちてしまった戦闘スキルが足を引っ張り思うように魔法を繰り出せずにいた
あちこちに転がる仲間の死体
致死の攻撃を受けた場合、救護班の元に運ばれないことが多い
敵国の兵士も疲弊して魔法の威力が弱まってきていた
俺は昔から防御魔法が苦手で攻撃に特化した魔法ばかり極めていた
相手から放たれる弱い魔法なんて防御せずとも避けることができる
その考えが仇となってしまった
ノロノロと放たれたゆっくりの魔法
魔法を放った敵はすでに息絶えていて
最後の力を振り絞ったことがわかる
防御魔法を展開せずに横に避けた
しかし次の瞬間放たれたその魔法が激しく光り
閃光弾を思わせるほどの強い光を間近で受けてしまった
ak「ッ、、、!!」
あまりの衝撃に目が眩み
蹌踉めく足でなんとか平衡感覚を保つ
しかしその一瞬の隙が良くなかった
遙か上空に1人真っ黒なローブを羽織った敵がいた
手には赤黒いブラックホールのような魔法が込められている
ak「ッ、、、!!」
俺はそれに見覚えがあった
長時間かけて魔力を圧縮することにより生成することのできる魔法
自身を巻き込む広範囲の爆発
威力は凄まじく未だ防ぐ魔法は開発されていない
つまり、最強の魔法である
しかし、あまりにも膨大な時間と魔力、そして捨て身覚悟の体が必要であり成功率はとても低い
そんな魔法を自ら進んでやりたいと志願するものなどこの世の中に存在しない
そう思っていたのに
今、目の前にその魔法を繰り出そうとしている人がいる
まずいまずいまずい
この魔法が成功してしまえば、俺たちはおろか遙か後方にいるピヤノ達だって吹き飛ばされてしまう
そんなの、許さない
考えるより先に体が動いていた
仲間「Akiraだめだ、、ッ!!」
仲間の叫び声を背中に俺は今にも魔法を放ちそうな敵に飛び込んでいった
無理に雷魔法を放って刺激したらどうなるか分からないため俺と敵の間に巨大な壁を生成した
前述したように俺は防御魔法が苦手だから
この類の魔法も得意とは言い切れない
しかし、苦手だからと言ってやめれる状況ではないことは俺が一番理解している
勝てるはずのない負け試合なのは承知の上だ
だからこそこの壁には少し細工をしている
防御魔法が苦手な俺なりに研究して生み出した魔法
うまくいけば、きっとみんなを守ることができる
仲間「早く逃げるぞ!」
ak「いいから、っ!急いで遠くに逃げろ!!」
今にも爆発しそうな敵の様子を見ながら
必死に仲間を避難させる
仲間「おまっ、、もしかして、ッ」
「だめだ!やめろ!!!」
ak「俺しか、、できないからっ!」
仲間「そんなこと言ったって、お前ピヤノが、、、ッ!!」
ak「いいから、、ッ!!」
仲間「ッ、、、」
タッタッタッ
そう、これでいい、
敵「ははっ、自己犠牲なんて泣けるなぁ」
ak「うるせ、っ」
敵「どうせ、全員死ぬのによぉ、っ!!笑」
ak「それは、どうかな、、?」
限界が来て敵の体が膨張し始める
その後は一瞬だった
敵の体が弾け飛び魔法の弾となって壁にぶつかる
そして、その魔力の玉が全て壁に吸収され
光の粒子となり俺の体内へ取り込まれる
ak「ッ、、、!」
膨大な魔力が高速で俺の中に入っていく
ak「やば、っダメかも、、、ッ」
捨て身覚悟の魔法ではあったが死を前にするとやはり怖い
絶え切れるはずのない魔力量
体が今にもはち切れてしまいそう
ak「っ、ぐぁ”ぁ”、、、ッ!!」
敵の魔力を全て取り込み重圧に耐えきれず
戦場のど真ん中で座り込む
膨大な魔力を制御できる力なんてもう俺には残っていない
駆け寄ってくる敵軍達をなす術なく見つめることしかできない
きっともうすぐ戦争が終わる
敵軍の切り札は俺が取り込んだ
それ以外に打開策がないはずだ
敵軍が最後の力を振り絞り俺に向かって魔法を放つ
死ぬ覚悟は出来てるはずなのに、、、
パァンッ!!!
花火の弾ける音と共に戦争が幕を閉じる
py視点
py「はぁ、っ、、はぁ、、、ッ」
息を切らしながら急いで彼の元へ向かう
戦争は終わった
敵国の最終兵器により負けかけていた時に
1人の兵士が自身身を挺してまで戦争を終わらせた
という話を聞いた
嫌な予感がしてたまらなかった
いつまで簡易施設で待っていてもAkiraさんは来なくて
心配になって急いで戦場へ向かった
あちこちに死体が転がっていて
酷い話だけど、それがAkiraさんでないことを確認するたびにホッとしていた
しばらく走っていると、全く人のいない地帯にやってきた
しかし遙か前方に人が倒れていた
1人
信じたくなかった
認めたくなかった
走って駆け寄りフードを外す
何度も見たその顔は変わり果てていて
見るに耐えなかった
py「あきらさ、、っ!」
微かに呼吸をしている
意識だってある
まだ、間に合うかもしれない
ak「だ、め、、」
治癒魔法をかけようとした手を止められる
py「な、んで、、、っ」
ak「俺は、もう、、たすか、らない、、」
py「そんなこと、っ」
ak「はな、び、、、みたかったなぁ、、っ」
py「ッ、、、!!」
ak「ごめん、ね、、ピヤ、、、」
Akiraさんの鼓動が止まり
体温が失われていく
いやだいやだ、こんなのって、、
py「ぁ、、」
この国で使用されることは禁止されている禁断の呪文
蘇生魔法
成功率は著しく低く、失敗すると自身の命すら失ってしまう禁断魔法
py「僕の命なんて、くれてやる、、っ」
「だから、神様、、、どうか、、 」
蘇生魔法をAkiraさんにかける
自分自身の限界を超えた魔法は身体に負荷を与える
僕の身なんてどうなっても構わない
バチッバチバチッッ!!
py「、、、ッ!!」
だめだ、、失敗する
ak視点
数百年後
俺は前世からある人を探している
制服を着て学校へ行く
こんな普通の日常が普通でなかった頃に出会った1人の男の子
どうやら俺は前世の記憶を持ったまま転生した者らしい
前世で恋人だったピヤノという男の子を俺はずっと、探している
もう一度会って、謝りたい
同級生「おい、Akira〜?」
ak「あ、!今行く、、、!」
転生して18年、俺は普通の高校生活を送っていた
そんなある日
出会ってしまった
同じ高校の一年生に、彼がいた
ak「ピヤノ、、、ッ⁉︎」
思わず声をかけてしまった
py「はい、、、?」
18年ぶりに見る彼は変わっておらず
懐かしささえ覚えていた
ak「やっと、見つけた、、、」
周りの目もお構いなしに話しかける
mb「知り合い、、?」
py「え、ぁ、、いや」
「あの、どなたですか、、、?」
ak「え、?」
うそ、でしょ
py「なんで、僕の名前、、、」
ak「覚えてない、、?」
py「え、、?」
なんで、だよ、、、
せっかく見つけたのに
なんで、、
ak「え、ぁ、、、ぽろぽろっ」
py「、、、ッ⁉︎」
「大丈夫ですか、、!?」
「保健室行きましょ、、!」
堪えきれずに涙が溢れてピヤノに連れられ
保健室へ向かった
py「落ち着きました、、?」
ak「う、ん、、、ごめんね、」
py「あ、あの、、なんで僕の名前、、」
ak「、、、っ」
俺のことを覚えていないなら 、
思い出させない方がいいのかな
ak「っ、いや、友達に聞いて〜、、、ははっ」
py「、、、嘘、ですよね」
ak「え、ぁ、、、」
py「なんとなく、、思うんです」
「あの、名前、、、聞いてもいいですか?」
ak「あ、Akira、、、」
py「Akiraさん、、」
「なんでか分からないんですけど、、、Akiraさんから懐かしい感じがします」
ak「、、、ッ!!」
ak「俺、ね、、、変に思われるかもしれないんだけどね、」
「前世からピヤノのこと知ってて、 」
py「前世から、、?」
ak「うん、ずっと、謝ろうって思ってたの 」
py「謝る、、、? 」
ak「ごめんね、ただの俺のエゴだから、さ」
「記憶ないなら大丈夫、、っ!」
py「、、、っ」
「あ、あの、、、ッ」
ak「ん、、?」
py「来週にある、花火大会、、、一緒に行きませんか、、?」
ak「え、? 」
花火大会、
前世に俺とピヤノが結んだ約束
この子が覚えてるはずないのに
py「予定ありました、か?」
ak「いやいや、全然っ!」
「むしろピヤノはいいの、?」
py「はい」
ピヤノなりの気遣いなのだろう
一週間後
ピヤノと連絡先を交換し今日までの間毎日連絡を取り合った
前世はどんな人だったのか、とか
恋人同士であることは伏せておいた
そして花火大会当日
もう、いっそピヤノの記憶が戻らないことを願っていた
またあの辛い記憶を思い出させるのは心苦しいし、
浴衣を着て最低限の荷物を持つ
会場に着くと出店が並んでいて美味しそうな匂いと楽しそうな声で賑わっていた
時間通りに彼は来た
オレンジの浴衣を着て小走りで俺の元へ駆け寄ってくる
ak「可愛い」
py「んな、、っ」
「茶化さないでください、」
本心だよ
なんて、言えるはずない
ak「じゃ、いこっか」
py「はい、」
花火が始まるまでの間2人で屋台を巡り、
ステージを見ていた
日も暮れピヤノが花火がよく見える丘に案内してくれた
py「ここ、すごい綺麗に見えるのに人が全くいない穴場なんですよ 」
ak「毎年ここで見てるの?」
py「はい、毎年1人で来てました」
ak「友達は?」
py「地元近い人いなかったので」
「それに、誰かと見るって気になれなくて」
ak「ごめん、、」
py「いや、 元はと言えば僕が誘ったんですから!!」
「それに、Akira先輩と見てみたかったですし」
ak「、、、っ」
「あのさ、ピヤっ」
ドーンッ!!
鼓膜に直接届くような爆音と共に
夜空に花が咲いた
花火を見るピヤノの横顔はとても綺麗で
思わず見惚れてしまった
ak「ピヤノ、、」
ぼそっと吐き捨てる
この言葉は目の前にいる彼に向けてじゃない
ak「綺麗だね、」
py「ですね、、」
一生この時間が続けばいい
花火大会が終わったら、きっと俺たちはもう関わることはない
前世の記憶がある、とかいう信じられない俺の話をバカにせずに真剣に聞いてくれたピヤノ
最後の大花火が打ち上がる
空で弾けた瞬間、横にいたピヤノが突然抱きしめてくる
受け止めきれずに床に尻餅をついてしまう
ピヤノを見ると目には涙が浮かんでいて
どこか嬉しそうな顔をしていた
py「Akiraさん、、、っ」
ak「え、、」
しばらくの間ピヤノと見つめ合う
言葉を交わらせずとも分かる
ak「おかえり、、っ」
ピヤノを抱きしめ返す
ak「遅いよ、、、ばか」
py「すみません、」
「蘇生魔法使った代償で、多分記憶無くなってました、、、笑」
ak「はぁ、、っ⁉︎」
「なにバカなことしてんの!?」
py「えへ、」
ak「もぉ、、っ」
「ほんとに、無事でよかった」
「ごめんね、辛い思いさせて」
py「ほんとそうですよ」
「もう一生離しませんから」
ak「こっちのセリフ、、 」
akpy 転生編end
コメント
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モノパスはコラボでしか見たことが無いくらい知らないのにきくりさんのはめちゃくちゃ好きになれる…!!素敵な作品ありがとうございますっ!!💕

素敵なakpyをありがとうございます! ただ単に、蘇生魔法が成功しました、ではなく2人とも転生して再会しました、なのが大好きです 本当にありがとうございます