なぜ人間はこんなにも残酷なのだろうか。同じ動物なのに扱いが違いすぎる。私たちは人間に食べられるために生きている。。いや、生かされていると言えるだろう。いやだなあ。あんなやつらに食われるだなんて。私は何回も仲間が目の前で殺されているのを見てきた。そしてもうすぐ私もその仲間の一員となるころだ。本当にいやだなあ、痛いだろうなあ。。。
「649番、檻から出るぞ。」
あ。
こんなに早く来るとは思わなかった。。
しかし抵抗したところで何も変わらない。したらもっと酷い死に方になるからな。私は大人しく出口から出た。
「いい子だな。ついてこい」
いい子なら殺さないでくれよ。。
そう思いながらもしぶしぶと人間の後をついて行った。暗い廊下を渡ったら部屋が見えてきた。大きな台が置いてある。
「乗れ」
えっ。。?もう殺されるの?もっと何かしら準備があったのかと思った。。
私はその台の上に乗せられ、縄で縛られる。
ちょっと待って。。!もう私の人生は終わるの?
「さあ楽にして。」
縛られて楽になれる訳がない。私は必死に逃げようとした。
いやだ。いやだ。こんな早いとは思わなかった。
「はは。。随分活きがいいじゃないか。」
そう言われ、おなかがチクッとした。何だ。。?動けない。。。
銀色の鋭いものが私の首にふりかかる。
「美味しいお肉になあれ。」
たすけ
コメント
2件
おぉこれが食べられる動物視点、、、悲しいが動物視点だから面白い、、((