テラーノベル
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「はぁ……またかよ…」
醸造している最中、胸元の違和感に手が止まる。最近張ってきている気がしたため、もしかしたらと思っていたが、案の定だ。僅かではありながらも染み出したソレは輪染みを作り、湿り気を帯びたワイシャツは肌に不快感を与えてくる。
アキラとピヤノを育てていたときと比べたら圧倒的に頻度は下がったが、一回に出る量は増えているような気がする。
「こんなことになるはずじゃ…」
自作のポーション。
こんな森深くではミルクを買いに街まで降りるのも大変で、アキラを育てるためには自身で作り出すほうが圧倒的に効率がよかった。
長期間飲ませるんだからと、残留効果を入れたのがあまりにも浅はかだった。一年程度なら飲み続けても大丈夫なように醸造したのに、ピヤノも育てることになってしまい、三年間も飲み続けた結果がこれだ。
最後にポーションを飲んで十年以上経っているというのに、俺の身体は母乳を作り続けている。
このまま垂れ流しにしていても勝手に止まりはするが、タオルを当てておくのも面倒だ。それなら出なくなるまで外的刺激を与えたほうが早いし、ナカで詰まって炎症が起きてしまうリスクも下がる。
「呼ぶしかねぇよなぁ……」
こんなことのために彼を呼ぶのは、この行為をするのはいつも気乗りしない。
だって、こんなことを頼むなんて……
「うぁ”ぁ”……」
うだうだしていると徐々に胸が痛くなってくる。染み出してくる分だけでは追いつかず、中で母乳が溜まってきているんだ。はやく出さなければ本当に炎症してしまう。そうなると余計に厄介だ。
庭先に目を向けると、訓練中の夫と子供二人。
少し大きめに息を吸う。
「シャークん…!」
「……んぁ?なにーー?」
「こっち来て!」
「はーい。」
シャークんは二人に何かを告げて、玄関側へ向かう。しばらくすると階段が小さく軋む音が聴こえてくる。
気配がドアの前で止まり、静かにドアノブが回る。
「なんかあった?」
「…また出てきた……頼んで、いいか…?」
「…?……あぁ”、いいよ。」
腰掛けていたベッドへ寝転がると、彼も同じように乗り上げてくる。
「なかなか止まんねぇな。」
「こんな予定じゃなかったんだよ…」
「アキラだけだったのにピヤノもできたから……本当にありがとうな、スマイル。負担かけてごめん。」
「いや、俺がっ…ッ!」
覆い被さるような体勢のシャークんに、ワイシャツのボタンをひとつひとつ丁寧に外されていく。胸辺りだけ開ければいいものの全て外され、腹をざらついた指先が滑る。ゆっくりと上がってきた指は核心を避け肉に埋もれる。
「おい”!」
「ん?なぁに。」
「いいからはやく吸えって。」
「…俺に吸ってほしいんだ?」
「そーだよ、痛いからはやく飲んで。」
「はいはい。」
じんわりと熱を帯びるような感覚が、じくじくと小さな針で刺されているような痛みに悪化している。熱を持った乳頭は赤く腫れていた。
胸元に垂れていた分を舐め、味見をするように軽く乳首を吸われる。
「んっ……ふっ…」
「あっま…なんかまた甘くなった?」
「はぁ?そんなんしらねぇよ…」
「……飲んでみる?w」
「いいって!!」
「えぇ…美味いのに……」
こうして授乳しているとき、たまに飲ませてくるのだが、シャークんの唾液と混じってしまっていて、母乳の味なんてわからない。そもそも自分の母乳なんて飲みたくないだろ。
「…美味いんならシャークんが全部飲んで?」
「っは……やっば…//」
黒みがかった緑髪を撫で、顔を胸元に押し付けてやる。
ほら、痛いんだからさっさとしろよ。
軽いリップ音を立ててから、尖った歯が当たらないように舌先を使って柔らかく潰される。子供たちが乳離れしてからは、代わりにシャークんが搾乳してくれているため互いに慣れており、ちゃんと反対側も指で搾り出してくれる。
「んっ……はぁ…//……」
「んくっ…んっ……んぐっ、んく…」
「ッッ……んぁっ//んんっ……」
子供に吸われているときはなんとも思わなかったのに、シャークんに吸われると何かが違う。多分アキラとピヤノに対しては母性や慈愛が満ちていたからだろう。同じく授乳をしているだけのに、シャークんだとどうしても性行為を思い出してしまい、ゆっくりゆっくり下半身に熱が籠る。
これはただの授乳行為だ。
自分にそう言い聞かせながら、彼の頭を撫でる。大丈夫、大丈夫。少し大きめな子供だと思えばいい。ほら、静かに目を閉じて必死に飲んでいる彼はとても可愛らしいじゃないか。
「…ふっw……」
「……」
「んぁ”っ!?…〜ッッ”!シャークんっ!!」
「……なんだよ。」
「ぃ”ッ♡…痛いって!強くっ吸うなぁ”!」
「えぇ”?こんくらい強いほうが出てくるんだけど。」
「っいや!いたぃ”ッからぁ”…♡”」
強く胸元を吸われ、鋭い歯で噛みつかれる。
痛みに身体が跳ねる。
「んぁ”!?…あ”っ、まって…まてってッ”♡」
「ん?……ふふw…」
「ぁ”ッッ♡っはぁ♡……んん”っ♡」
快楽がゾクゾクと背中をはしる。
シャークんと身体を交わらせるたびに至るところを噛みつかれて、この痛みは快楽なんだと覚えさせれた。
「っふふ…ふはっww」
「なにっ、笑ってんだよ…」
「え?あぁ、いや……期待してんだろ?」
「はぁ!??んな”わけないだろ!」
「へぇ?w」
「んあ”ッッ♡♡」
乳首をつねられる鋭い感覚に、まるで差し出すように身体を逸らす。
「ん、出なくなった。」
いくつかの鬱血痕。
歯型から滲み出る血液。
大きく膨らんだ乳頭。
シャークんの唾液で濡れているだけで、母乳が出ている様子はなかった。
「っはぁ、はぁー…ざけんなよ、まじで……」
心拍数を抑えるために肩で息をする。
「もぉでないからぁ…終わりっ、」
「……」
「…シャークん……はやく退いてくれ……」
体重は俺よりも軽いけれど、鍛えている彼に押さえつけられてしまっては抵抗しようがない。
「…シたい…シよ?」
「はぁ!?今からは無理だって!」
「わりぃけどまだ物足りねぇんだわ。」
中断している醸造を再開させないといけない。そろそろ夜ご飯の支度を始めないといけない時間帯だ。そしてなによりも懸念しているのがこのまま始めたら子供たちに声が聞かれてしまう!
「まって!!アキラとピヤノがっ!」
「えぇ”……まだ気にする?」
「当たり前だろっ!……俺の声が聞かれてもっ、」
「やだ。」
「だろ??じゃあっ、」
「俺の手、思いっきり噛んでていいからスマイルのこともっと喰わせて?」
「いや、でもっ…」
「スマイルはココ、欲しくない?」
いつもより甘ったるい低音が鼓膜を揺らす。
下腹部に置かれた手のひらからじんわりと熱が伝わる。
シャークんから与えられる快楽を欲して疼いているこの身体では、頷くことしかできなかった。
「………きて…?」
「もちろん。スマイルもお腹いっぱいになって?♡」
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