コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ある快晴の日、山に囲まれた古ぼけた神社の縁側で、二人の少女が座っていた。歳は、17、8ぐらいだろうか、二人して茶を飲み、せんべいを食べている。ふいに金髪の少女が口を開いた。
?「なあ霊夢、本当に異変なんかおきるのか?」
霊夢と呼ばれた少女は口を開く。
「ええ、今日必ず起こるわ、注意して魔理沙。」
「だけどよー……」
突然、空が割れた。いや、正確に言うと空に黒い雲がほとばしった。
「お出ましのようね。」
霊夢が縁側から飛び降りた。しかし、足が地面につかない。……浮いている。この世界は、もう必要ないと判断されたモノが行き着く世界、通称「幻想郷」。N県の山奥にあるといわれており、この世界の住人は、皆特別な能力を持っている。この神社の巫女、博麗霊夢の能力は、「空を自由に飛ぶ程度の能力」だ。この能力は、制限なく空を飛ぶことができ、あらゆる存在から浮いている。この能力には、まだ活用例があるのだが、霊夢はこの能力の真の力を隠して、幻想郷の平和を守っている。
「いっちょやってやりますか!!」
そういったのは、普通の魔法使い、霧雨魔理沙だ。この少女の能力は、「魔法を操る程度の能力」であり先ほどの霊夢と人間でありながら、数々の武勲をたててきた。
「よっと」
といいながらほうきにまたがり当たり前のように空を飛ぶ。
「大きな戦いになるわよ。」
「ドンと来い!」
二人はそう言いながら黒い雲に向けて飛び立っていった。
2話に続く