テラーノベル
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本編どうぞ!
「あ〜〜〜」
もうどうにかなってしまいそう。
でもそんな素振りは見せてはいけない。
何せ私は「完璧な魔法少女ペルフェクティ」なのだから。
人々を安心させ、怪人を倒し、家に帰り、テレビに出演し、怪人を倒し、雑誌のインタビューを受け、怪人を倒し、怪人を倒し、怪人を倒し、怪人を倒し、スターとして笑顔を振りまく。
「正義のココロは挫けない!!」
なんてイタい名乗り口上とともに
少しの失敗も許されない環境で
笑顔と怪人達とダンスショー。
「…お腹すいた」
ブロック栄養食とプロテインで腹を埋める。
味気ない夕食は素早く栄養を取れる点が良い。
『こちら3番駐屯地司令塔 B地区13番に怪人の出現を確認。付近の魔法少女は急行願う。』
まただ。
だが今回はありがたいことに食事が終わってからの戦闘だ。
「完璧な魔法少女」様が戦闘中に腹を鳴らしては格好がつかない。
卓上のコンパクトを手に取り、ポーズをキメる。
「ドレスアップ チェンジ」
花びらが舞い、辺りが光に満ちる。
少しずつ部分部分衣装が変わる。
無駄に長く、すぐに現場に駆けつけられないこの変身バンクが私は嫌いだ。
変身がやっと終わり、急いで家を飛び出す。
私が現場についた頃には、もう彼女は居た。
『こちらペルフェクティ到着しました!任務を開始します!』
無線に報告を流し、彼女と怪人へ名乗り口上を告げる。
もうその後はあまり覚えていない。
そちらの方が精神衛生上有り難いからだ。
最初の方は、一回一回家に帰ってから吐いていた。
最近はもう記憶が残らない程に戦闘に慣れてしまった。
そんな私でも、戦闘の中で覚えている事はある。
赭色の一等星。
彼女の戦闘は無駄がなく、
完璧で、綺麗だ。
運命だと思った。
けれど、世間は、彼女自身は、
その素晴らしさに気付いていない。
あぁ、彼女になりたいな。
園座羽シンク(瞳フェチの御啄)
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榎葉
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弥生楓-YayoiKaede
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コメント
1件
うわあ…第3話、めっちゃ刺さった😭💔 「完璧な魔法少女」の仮面の下で、お腹すいたとか変身バンクが嫌いとか、人間くさい本音がポロポロこぼれる感じがもう…エモすぎるっしょ!! 特に「赭色の一等星」の表現、めっちゃ綺麗でドキッとした💫✨ 彼女になりたいって思える存在に出会えるの、なんかわかるなあ…尊い…