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園座羽シンク(瞳フェチの御啄)
1
榎葉
32
弥生楓-YayoiKaede
126
202
コメント
1件
うわ…第4話、めちゃくちゃ重かった…。主人公が自分を責める声に押し潰されそうになって、斧を喉に突きつけるシーン、本当に胸が締め付けられたよ。でも最後の「淡い桃色の流れ星」が一瞬の希望みたいで、続きが気になって仕方ない。masyuさんの描く精神汚染の表現、生々しくて心に刺さった。次も読むね🥀
本編どうぞ!
その日は、早朝に無線により叩き起こされた。
「あ゙〜ねっむ。」
いつも通りの味気ないカップ麺を啜り、無線に耳を傾ける。
『こちら4番駐屯地司令塔 D地区09番に
怪人の出現を確認。
付近の魔法少女は全滅した模様。
至急現場に急行されたし。
攻撃系統は精神汚染と見られる。』
聞き覚えのない声が淡々と報告をする。
「全滅、か」
戦闘不能なのか意識不明なのか死んでいるのか寝返ったのかわからない。
でも自分達に現場に向かわないという
選択肢など無い。
「変身」
もう見飽きた衣装と武器に身を包み、
早朝の街へと躍り出る。
脚は鉛のように重かった。
嫌な予感はしていた。
そもそも地域の魔法少女が全滅なんて
とんでもないことなのだ。
完璧な相方を待ってから行動していればよかった。
後悔してももう遅い。
気づいたときには自分は悪夢の泥沼に
身を沈ませていた。
『なんでお前なんかが』
『恥知らず』
『アンタのせいで…!』
五月蝿い。頭が割れそうだ。
『ペルフェクティが可哀想』『無能』『必要無くね?w』『消えてほしい』『キモい』『義務教育の敗北』『やる気ないならやめればいいのに』『正直死んでほしい』
五月蝿い、うるさいうるさいうるさい!
そんなこと、自分が1番分かっているのに…!
自分のせいで彼女が悪く見られる。
自分が上手にできないせいでユニットの人気が落ちる。
どうせ生きていても私には何の価値もない。
迷惑をかけて他人の仕事を増やすだけだ。
自分がいないほうが、彼女は輝ける。
ずっと自分の声で他人の声で彼女の声で
頭の中をぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるしている。
もう、いっそのこと…
悪夢の中朦朧とする意識で、
必死に武器に手を伸ばす。
斧の切っ先を自分の喉笛に突きつける。
そして
自分は
淡い桃色の流れ星を見た。