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テオside
街中を歩いていれば
ガイ「もうちょっとッ!!返済を待って欲しいです〜ッ!!」
遠目から首根っこ掴まれている詐欺師が居た。
うん、関わらんどこ。
俺は踵を返して元の道に帰ろうとする。
ガイ「あッ!!お兄さんッ!!助けてッ!俺らの仲じゃないですか!!」
コイツマジシバいてやろうか???
?「なんだァ?お前コイツと知り合いか?」
テオ『いえいえとんでもない、俺は詐欺にあったんで…。これが自業自得と言うもんだよ少年、じゃあな。』
ガイ「まてまてまて〜ッ!!!助けてくれたらッ!何でもするからッ!!」
何でもする、ね……。
テオ『何でもするってよォ、なぁバブちゃん何してもらおうか?』
ヨーギラス「??ギル??」
はぁー!可愛い天使!
テオ『ったく面倒だけど、今からコイツの知り合いになってやる、話聞かせろ。』
かくかくしかじか。
うん。
テオ『こりゃおめーが悪いわ…。』
ガイ「ビデオ撮ればお客さん来ると思ったんだもんッ!!」
テオ『もんとか言うな黒歴史になるぞ。』
ガイ「アンタすっげぇ毒舌だなッ!??」
テオ『そりゃ、嘘つかれたり?詐欺まがいは良くないよなぁ?そこらは筋通さんとダメだろ?』
何故かスーツ姿の門番?の人からは尊敬の眼差しが向けられる。
ガイ「だって……、こうでもしなきゃお客さん、来ないんだもん…。俺だって好きでしてる訳じゃない……。」
ガキにはガキの考え…というかやれる事は少ないしな……。
テオ『はぁー、分かった。そこの門番、あんたらのボスに会わせてくれ、ポケモンバトルがどうのこうのとか言ってくれて構わんが俺の手持ち残念ながら最強なんだ…、可愛いポケモンたちを傷付けさせたくないなら分かるよな?』
そう言えばあの人に相談を!と言いながら引っ込んでった。
ガイ「…何で?」
テオ『…お前の過去に興味は無い、でも、やるなら上手くやれ、そこで誰かが傷付いたらダメだろ。勿論人間関係もあるが主人である奴が姑息な事していたら手持ちの子達はどう思う?傷付くはずだ、辛いし、だけど主人の命令は聞かないかん訳よ、それで誰かが傷付いたら?悲しい思いしたら?考えたことあるか?』
ガイは黙ったまま何も言わない。
テオ『……少なからずはお前にも反省の色はあるってとだよな?』
図星を突かれたガイは小さくごめんなさい、と呟いた。
ガキらしいけど、謝れるなら良い事だ。
テオ『…まだまだ若いんだ、成長して何がダメなのか、何が許されるのか考えて行動しろ?』
俺が話せばガイは
ガイ「テオさんは……後悔したこと…ありますか?」
後悔……ね。
テオ『その話は課金してもらわんとダメです〜、俺の話は基本お金かかるんで♡』
ガイ「はぁ!?ズルいって!!」
テオ『まぁまぁ、ほらやっこさん来たぞ??ほら詐欺師!ポケモン勝負しなっせ!!』
ガイ「え!!?俺!?テオさんじゃなくて!?俺ぇ!!?」
テオ『当たり前だろ、元凶が何言ってんだ。』
ガイ「で、でも!話してくれるって!」
テオ『うん、ヤクザのボスとね。』
ガイ「嘘だァーッ!!!」
あれから1悶着ありガイは素晴らしい位に負けましたよ……普通にバイトした方が良いんでね??
?「お初目にかかります、私ジプソと申します。」
テオ『ほう、組共でもちゃんとした挨拶出来んだなぁ、そりゃ拍手喝采だ。』
ジプソ「……あまりサビ組を甘く思わないで欲しいですね。」
テオ『甘く見てんじゃないよ、ちゃんと躾がなってるなぁって。』
俺とジプソさんのやり取りに冷や汗かいてるガイは無視して。
テオ『まぁ、正々堂々勝負しようか?』
ジプソ「勿論です。」
案の定俺の勝ち。
鋼タイプの相手には炎タイプ一択、勿論中には違うタイプを連れてる人も居る。
特にジョート地方のナルシストや山に篭もりっぱなしのやつとか……。
ジプソ「自分の負けです……。ボスのとこまで案内します。どうぞ、こちらへ。」
俺達はそのままジプソさんの後に付いて行った。