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テオside
シプソさんに連れられ奥深くまで来た。
エスカレーターから扉をくぐり目の前にいたのは眼鏡をかけていかにもってヤクザ。
?「おーおー、お前さんがポケモンバトルで痛め付ける話やなかったか?」
ジプソ「すみません、中々の相手で……。」
テオside
はぁ、こんなヤツら金貸してもらってたんかい。
でも見た感じわっかい兄ちゃんじゃん??
ジプソさんのが組長って感じだけどまぁ、訳ありかね……。
テオ『早速話をさせてもらいます、代理人のテオです。』
?「おー、自己紹介ありがとさん。俺はカラスバっちゅうねん、話は聞いてくれはってるようで助かりますわ。」
デウロ「利子が数日で100万なんておかしいですッ!」
確かになぁ、でも契約書書いてるだろうし…こうゆう組はちょっと嫌がらせみたいにするんだよなぁ……。
カラスバ「資料にも書いてあったで?それに俺らもそんな早く集まるんか〜って心配したんで??」
デウロ「でも!!」
テオ『あー、いい。そんな悲劇ごっこ要らんよ。』
俺の一声で不安や不敬が俺の存在に目をやった。
カラスバ「何や自分、随分自信ありまくりやな?」
テオ『そりゃそうですよ、何せ俺他地方でチャンピオン泣かしてるんで、金は沢山あるんで。何ならこの町助ける位お金出しますよ?』
俺の話を聞いたカラスバさんは額にまた青筋立て
カラスバ「ほぉーん?そんなお偉いさんが何でこの町に来たんかい?」
テオ『そりゃあ楽しそうだから。バトルしてても野生ポケモンからの攻撃とかあんだろ??良いよねぇ、そうゆう命に関わってるやつ最高だよ。』
そう告げるとカラスバさんはポケンとして
クックック笑いながら
カラスバ「久々に笑ったさかい、お前面白いなぁ!事務所いつでも来たらええ。金はガイに全部払わしますわ。」
テオ『いやいや、仲間だから利子分は俺が払いますよ、何ならガイの分も払うよ?』
カラスバ「そないせんとき、借りたもんはちゃんと自分で払わないかん。特にアンタは旅行できてんのやろ?なら更に払わせんわ。俺らはこの街を綺麗にしたいねん、助けがあれば助ける。それがサビ組やねん、まぁ、もし。助けが必要になったら…連絡するかもしれん。だから連絡先交換してれへん?」
まって…?カラスバさんめっちゃ良い人だし可愛いじゃん???
この顔、というか表情見たとある……。
俺だ。
母親が暫く帰らないと言われて悲しくていつ帰ってくる?と同じ表情だ……。
そうか、きっとカラスバさんも似たような環境だったんだ……。
カラスバ「…ッおい!」
無意識にカラスバさんの頭を撫でてしまっていた。
テオ『あ、すんません、俺と似たような環境だったから……辛かったねって、頑張ったねって言いたくて……。』
カラスバ「……チッ、何で似てると思ったんや。」
カラスバさんは不思議そうに俺を見てくる。
テオ『…そうだなぁ、あんま俺昔の事言いたくないんだけど……、まぁいっか。俺ら他人だし。
俺幼少期から虐待されてたんですよ、母親が気に食わないことあれば殴られ蹴られ、あぁ、首を絞められたり引っ掻かれたり……。兎に角幼少期は大変でしたよ……。何時からか死にたいと思ってベランダから消えようと思った。でも、その1歩がどうしても出なくて……だから凄いなって。死にたいって思っても死ねる人間は極わずかなのに……。勇気あるなぁって。』
カラスバ「……、もうええ。話すな。」
テオ『聞いてて嫌になるわな…ごめんごめん。』
急にギュッと抱き締められて
カラスバ「ごめんなぁ、辛かったやろ。誰にも助け言えんくて…。でも話してくれたっちゅーことは…少しは俺を信頼してくれてるって事で勘違いしてええか?」
優しい……何だコレ。
知らない。
何で目から水が溢れるんだ……?
知らない。こんな感情知らない……。
でも、こんなにも心が暖かくて……安心出来る事なんて……。
カラスバ「寝やったか……、まだ会って浅いけど……、あかんなぁ、コイツには幸せになってもらいたいわァ……。」