それではどうぞ
🇺🇸…暇過ぎるんだが?
🇯🇵…そうですか。
🇺🇸…ゲームしない?
🇯🇵今は忙しいので無理ですね。
🇺🇸あはは、ですよねー。でも休憩だけは挟めよ?
カタカタカタと、キーボードの音だけが静かな部屋に響き渡る。
そして日本の机には散乱した資料の山が広がっていた。
🇺🇸(…仕事熱心な事で。)
こいつちゃんと寝てるのか?ご飯食べてるのだろうか?
遠目で見ても分かりやすく細い。隈も凄い。
🇺🇸…。
🇺🇸…なぁ日本。言わんこっちゃ無い。
俺は机に顔を伏せている日本の頭を撫でる。
🇯🇵んぅぅ〜だって…。
今は夕方の5時過ぎ。
日本はあれから一度も休憩を挟まずに仕事をしていた。
だからだろう。まだ仕事は残っているが、日本の体力に限界が来てしまった。
🇺🇸今日はもう帰れ。残りは俺がやっておくからさ。
🇯🇵えっでも、流石に私の仕事なんで大丈夫ですよ!あと残り少ないし、仕上げて帰りますよ。
…どうしてそんなに仕事に執着するのか。
🇺🇸はぁ…良い加減にしてくれ。お前が今度こそぶっ倒れたらどうすんだよ?俺はお前の為に言ってるんだ。
真っ直ぐ日本の目を見つめてそう言うと、日本はぐうの音も出ない顔をした。
🇯🇵…すみません。気を付けます。じゃあ…今日は帰りますね。
日本は観念したようにそう言った。
🇺🇸おしっそれで良い!よしじゃあ帰るか!
俺は日本を強く抱きしめた。
🇯🇵…ぐっぅ…
🇺🇸あっ…大丈夫か日本?
日本はグッタリとなってしまった。
どうやら寝てしまったようで、俺の腕の中で寝息をたてている。
🇺🇸えっマジ?
頬をペシペシと叩くも反応が無い。
🇺🇸あー…可愛いな♡
俺は日本を抱き抱えて部屋を後にした。
『終』
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