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いるまが
「じゃあ明日も楽しみにしとけよ」
そう吐き捨て、最後にもう一発、容赦なく
こさめの脇腹を蹴りつける。
「ぐっ…!」と短く声を漏らすこさめを
見下ろし、口元だけで笑っているまは
背を向けた。
足音だけが遠ざかり、やがて静けさが
戻る。
LANがこさめの肩に手を置き、低く
「……俺等も帰るか、、」
と呟いて振り返る。
二人が立ち上がろうとしたその瞬間——
「……あれ、こさめちゃん、?」
ふわりとした声と共に現れたのは、
すちだった。
ゆっくりと歩み寄る足取りは穏やかで、
周囲の空気まで柔らかくするような
雰囲気を纏っている。
ぱちぱちと瞬きをしながら、
こさめの乱れた服や赤くなった頬に
視線を落とし、首をかしげる。
「大丈夫…?
朝は守ってあげれなくてごめんね」
その声は後悔と ただ心から
心配しているのがわかる 温かさがあった。
「すっちーが謝ることないし
しょうがないよ」
そう言った瞬間
LANは一瞬、どう答えるべきか
迷いながらも、
「……別に。この傷は朝とさっきこさめ
転んだだけだから」
と低く言い切り、視線を逸らす。
けれどすちは、にこっと微笑んで、
ゆっくりと膝をつき、
こさめの目線に合わせた。
「そっか……でも、無理しないでね。
こさめちゃん、たまに我慢しすぎるから」
その言葉に、こさめは一瞬だけ目を
見開く。
LANは小さく舌打ちをし、
「……行くぞ、こさめ」
と強めに腕を引いた。
しかしすちは、その様子を見ても慌てず、
ただほんのり笑みを残して二人を
見送った。
ー
???「チッあの男さえいなければ」
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最後の言葉誰が言ったか
予想してみてください。
誰でも当てはまるような言葉かなと
自分的に思っております。
→100♡