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こさめちゃんすげぇ...あざとい担当の力だ
こさめが自ら飛び込んでいくシーン、本当に胸が熱くなったよ……。自分も怖いはずなのに「僕なら怖がらないから」って優しく近づいて、最後はしっかり抱きしめて離さないって姿が、小さな体でめいっぱいの勇気を振り絞ってる感じがして、泣きそうになった😢💔 すちくんの「男の人が怖い」っていう怯え方も、何か過去があってのことなんだろうな……続きが気になりすぎる……!
壊れた君を救うまで 3
「ひ、あ……、こないで……っ」
恐怖でガタガタと震え、今にも後ろへ倒れそうな、隣の部屋の男の子。
そのとき、らんの後ろから小さな影が飛び出した。
「待って……!!」
こさめだった。
いつもより少し高めの、必死だけど優しくて可愛い声。
それが、男の子の耳に届く。
「こさめ!?」
「僕がいく……! 僕なら、あの子もそんなに怖がらないから!」
言うが早いか、こさめは自分の家のベランダの柵をひらりと乗り越えた。
ヒヤリとするみんなの視線を背に、隣のベランダへと器用に飛び移る。
「ひ、っ……、ぁ……」
「大丈夫、大丈夫だよ。怖くないよ、僕、男の子だけど全然強くないもん。ほら、見て?」
こさめは両手を広げて、自分には武器も何もないことを相手に見せるように、ゆっくりと一歩ずつ近づいていく。
男の子は怯えながらも、こさめの小さくて可愛い姿と優しい声に、少しだけ体の強張りを緩めた。
その隙を、こさめは見逃さなかった。
「……っ、もう離さないからね……!!」
ガシッ、と男の子の細い腰に抱きつき、そのまま自分の体重を使って、ベランダの内側の床へと一緒に転がり込んだ。
「う、ぁ……っ、ぁあ!」
「らんくん! なつくん! 捕まえた、早く!!」
こさめの叫び声と同時に、隣のベランダかららん、いるま、みこと、なつが次々と柵を越えて、知らない男の子の部屋へと飛び込んでくる。
「よくやったこさめ! 君、大丈夫だからな……っ」
「いや……っ! 離して、男の人、こわい……っ、うぁああ!」
大人の男性に近い体格のメンバーたちが一気に部屋に入ってきたことで、男の子はパニックを起こし、過呼吸になって暴れだしてしまう。
手首の傷からは、じわりと血が滲み始めていた。
「おい、手首から血が出てる……! 薬も相当飲んでるだろこれ、意識が混濁してやがる」
なつが男の子の虚ろな目を見て、険しい表情で呟く。
「この部屋じゃ応急処置の道具もないし、一人にできない。……俺たちの部屋に連れてくぞ。いるま、この子を刺激しないように優しく抱えろ!」
らんの指示で、いるまが「ごめんな、痛くしねぇから」と、暴れる男の子を大きな体でそっと、だけど確実に包み込むように横抱きにした。
「ひ、ぁ……、う、うう……っ」
恐怖と、薬の過剰摂取による激しい目まいに耐えかねて、男の子はいるまの胸の中で、ついにガクッと意識を失った。
部屋を出る際、らんがリビングの机の上に落ちていた学生証や保険証を偶然目にする。
「……『すち』、って言うのか……」
小さく呟き、彼らは意識を失った見知らぬ隣人の少年を、自分たちのシェアハウスへと急いで連れ帰った。
次回♥️320💬1