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深夜の寝室は、もはや静寂とは無縁の場所になっていた。
部屋中に充満しているのは、甘酸っぱい汗の匂いと、嗅ぐだけで脳の髄までとろけそうになる強烈な「発情期」の香気。それは、昨夜までの雨の匂いやシャンプーの残り香をすべて上書きし、雄としての本能だけを呼び覚ます猛毒のような匂いだった。
月光に照らされた二人の瞳は、獲物を前にした獣のように、らんらんと怪しく輝いている。
「あ、っ……ご主人様、身体あついっ。マジで、おかしくなりそう……っ!」
白猫が、俺の胸元で激しく喘ぎながら身をよじった。
彼女の小麦色の肌は、内側からの熱に浮かされたように赤く火照り、その白い獣耳は快楽への期待と渇望で小刻みに震えている。さっきまでの、どこか遠慮がちだった動作なんて、もうどこにもない。
白猫は本能に突き動かされるまま、自分の瑞々しい、驚くほどしなやかな肉体を俺の全身に擦り付け、マーキングするように俺の肌に何度も何度も頬ずりを繰り返す。その髪から、肌から放たれる熱が、俺の皮膚をじりじりと焼くようだ。
「ねえ、見て……ご主人様。アタシ、ここ、こんなになっちゃってるよ……っ!」
白猫は俺の上に跨がったまま、しなやかな両脚を大きく割り、自らの手で秘部の中心をくぱぁと左右に押し広げた。
月光に晒されたそこは、熟れた果実のように真っ赤に充満し、とろとろの愛液が溢れ出しては、彼女の細い指を濡らし、俺の腹部へと滴り落ちている。
「ほら、見て……丸見えだよ? アタシの中、こんなに熱くて、ご主人様のことが欲しくて、ヒクヒク動いてるの。……マジで待てない、早くこれ、全部埋めてほしいっ……!」
白猫の、野生的で恥じらいを脱ぎ捨てた誘惑。だが、その狂乱を冷ややかに、けれど誰よりも深く貪ろうとする影がもう一つ、左側から俺を深淵へ引きずり込む。
「⋯⋯ご主人様。⋯⋯白ばっかり、見てる。⋯⋯ズルい。⋯⋯アタシも、ここ⋯⋯とろとろに溶けて、我慢できないのに」
黒猫が、濁った漆黒の瞳で俺をじろりと睨み上げた。
彼女は俺の左腕を離すどころか、自分の細い両脚を俺の腰にがっしりと絡め、逃げ場を完全に奪っている。
「⋯⋯発情、したの。⋯⋯ご主人様が、あんなに優しく洗って、乾かしてくれたから。⋯⋯ご主人のせい。⋯⋯責任、取って⋯⋯?」
黒猫の愛撫は、白猫よりも執拗で、そして暗く重い。
彼女は無表情なまま、けれどその瞳に確かな欲情の炎を灯し、白猫に対抗するように、自らの秘部を俺の目の前でこれでもかと押し広げた。
「⋯⋯見て。⋯⋯アタシも、こんなに⋯⋯。⋯⋯ご主人様が、指で洗ってくれたところ⋯⋯今は、もっと、すごいのが欲しい⋯⋯」
黒猫のそこは、白猫の華やかなピンク色とは対照的に、どこか淫靡な暗色を帯びて熱く脈打っている。彼女が指で粘膜を左右に開くたび、クチャリと卑猥な水音が深夜の寝室に響き渡った。
「⋯⋯んっ、⋯⋯ああ、あつい。⋯⋯ご主人様、すっごい固い⋯⋯。⋯⋯アタシの中に、全部入れて⋯⋯今すぐ⋯⋯」
一人はリードを奪い合うように、弾けるような喘ぎ声を上げながら秘部を晒して攻めてくる白髪ギャル。
一人は底なしの静寂の中で、自らの淫らな最奥を誇示するように絡め取ろうとする黒髪ダウナー。
二人の「発情」した猫娘に挟まれ、俺の意識は混濁していく。
白猫が俺の耳たぶを甘噛みし、そのまま背中に爪を立てて引き掻く。
「ご主人様、好き、大好き……っ! アタシを、ご主人様のでいっぱいにして……っ! 中、熱くて待てないの……!」
対抗するように、黒猫が俺の喉仏を舐め上げ、震えるハスキーな声を絞り出した。
「⋯⋯ダメ。⋯⋯アタシが、先。⋯⋯ご主人様は、アタシのモノ⋯⋯。⋯⋯ねえ、はやく。⋯⋯ここ、入れて。⋯⋯お願い⋯⋯っ」
二人の秘部からは、溢れ出した蜜がシーツに大きな、消えないシミを作っている。
逃げ場のないベッドの上、三つの肢体は一つの巨大な生き物のように絡み合い、もつれ合い、果てのない快楽の渦へと沈んでいく。
俺の指先が白猫の柔らかな太ももに食い込み、もう一方の手が黒猫のしなやかな腰を抱き寄せる。
俺はもう、自分の意志で動くことすらできなかった。
ただ、この二匹の美しき獣たちの欲求を満たすためだけの器として、彼女たちの熱い肌と、狂おしいほどの愛撫に身を委ねるしかなかった。
「さあ……ご主人様。……アタシたちを、可愛がって?」
「⋯⋯ご主人様。⋯⋯アタシを、壊して⋯⋯めちゃくちゃにして⋯⋯」
深夜の絶頂へ向けて、三人の呼吸が一つに重なり、部屋の温度はもはや測定不能なほどに跳ね上がった。