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「」葛葉
『』叶
葛葉side
「・・叶ー」
名前を呼んでも反応がない。起き上がって叶の方をみるとデスクでヘッドホンをしてパソコンに向かっている。
・・叶集中してんな。邪魔しない方がいいか。
また寝っ転がり携帯をみて時間を潰す。
(1時間後)
「・・叶ー」
見るとまだヘッドホンをしながら作業をしている。・・・長い。
はーー。今日は久しぶりにシたかったのに。あーもう。
俺の存在なんか見えてないみたいに黙々と作業をする叶を置いて部屋を出て自室に戻る。
ベッドにごろんと寝ころびまた携帯をみる。・・一人でシよっかな、どうせ叶作業しててこねぇし。
「・・んっ、はぁっ・・はっ・・」
くそ・・叶が悪いんだ、あいつが相手してくれねぇから・・
「・・んんっ・・あっ・・はぁっ・・」
やべぇ・・久しぶりなのもあって興奮する・・叶のバカやろう・・
「・・ああっ・・かっなえっっ!」
『なに?葛葉』
突然聞こえた声に心臓が止まりそうになるほどびっくりして飛び起きる。
「はっ?!かなえっ・・いつ・・から・・・」
恥ずかしいやらおどろきやらで心臓が破裂しそうなほどドキドキしている。
『んー、5分くらい前からかな。』
笑顔で叶が答える。
『ねぇ葛葉、なんで一人でシちゃったの?』
叶はにやにやして部屋の入口で腕を組みながら立ち、ズボンと下着をずりおろしてへたりこんでる俺に話しかける。
「・・・っ!」
『葛葉、さみしかったの~?』
今度は眉毛をハの字にわざとらしくへしゃげて聞いてくる叶。
「・・お前がっ、、叶がかまってくれないからわるいんだろ・・・」
『ふふっほんとにかわいいね、くーちゃん』
「・・うるさい!」
『あ、そういうこというとなにもしてあげなーい。何してほしいかちゃんと言わなきゃしてあげない』
「・・なんもしなくていいし」
『あ、そう?じゃ、僕部屋に戻るから。今度は邪魔しないでよね。』
そういい本当にくるっと踵をかえす叶。
俺は一瞬ぷいっと視線をそらしたが、気づいたら叶の服のすそをつかんでいた。
『なーに?』
わざとらしく振り向く叶。
『ちゃんと言わないとなにもしてあげないよ?』
心から楽しそうな顔をして俺に話しかける。
「・・・たい」
『なに?聞こえない、葛葉』
「・・叶とっ・・したいっていってんだよ・・」
自分でも顔があつくなっているのが分かる。
『どうしてほしいの?』
まだ質問をやめない叶。完全に面白がってやがる。
「・・たくさん・・したい」
一瞬叶の目が大きく丸くなる。
『・・あーーーもうかわいいな!!』
そういい突然叶は俺を押し倒す。
『お前が悪いんだよ?お前があんまりにもかわいいから。僕もう止まれないからね』
「・・・やってみろよ」
そう俺が返すと叶の顔色が変わる。そして低い声でささやく。
『・・お前を壊してあげる』
ぞくぞくっと背筋に鳥肌が立つ。叶の低い声だけで快感を感じてしまう。
(数時間後)
『葛葉?もうへたっちゃうの?』
『僕、まだなんだけど』
『ねぇ、さっきの強気なくーちゃんどこいったの?』
「・・・んあぁぁっ、、かにゃ・・えっ・・・ムリっ・・もうっ・・」
『なにが無理なの?』
「もうっ・・・おかしく・・なるっ・・!こわえちゃううっ・・」
『・・・はやく壊れろよ』
また低い声で囁かれ何度目かわからない絶頂に達してしまう。
目の前が真っ白になり意識が遠ざかる。
腰の痛みで目をさます。
目の前に叶の寝顔が。さっきまで狂ったように人を犯していたと思えない天使のような寝顔。
「・・・どんな顔してんだ」
つい声に出てしまう。すると
『・・ん』
叶の瞼がわずかに開く。
『・・くーちゃんおきたの・・?』
半分眠りながら小さな声でいう叶。
「・・まだ寝るよ」
そう答えて頭をなでると安心したようにまた瞼をとじる叶。
なんでこいつはこうもキャラが変わるんだ・・
若干呆れながらもあまりにも安らかな寝顔をみて俺の頬もゆるんでしまう。
叶の頭の下に右手をそっとさしこむと自分から頭をよせて俺にだきつく叶。
・・あーかわいい。
なんとか心の中にその言葉をとどめて叶のおでこに軽いキスを落とす。
この時間が永遠に続けばいい。俺は本気でそう思った。
おしまい