テラーノベル
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担任「ということでkyさん、ここねさんよろしくお願いします」
kyの手が離れても、私は現実を飲み込みきれていなかった
女子A「kyくんが指揮者か〜」
女子B「絶対かっこいいでしょ!」
女子C「それな!」
放課後
ソプラノパートリーダー(以下SopL)「ここの練習したくて……ここねちゃんとkyくんお願いできるかな?」
いいよ
ky「おう、任せとけ」
ky、3、2、1ね
ky「わかった」
3、2、1
ピアノの音が、放課後の音楽室に響く
ちょうど四小節後、ソプラノが歌い始めた
アルトとテノールが重なり、曲は重厚感を増していく
SopL「ありがとう! いい感じにできたよ」
ky「ならよかった、アルトとテノールは大丈夫か?」
AltL「うちは今の所OKかな」
TenL「こっちも」
ky「なら全体で合わせっか。ここね、やるぞ」
……わかった。さっきと同じね
カウントダウンで合唱が始まる
曲はまもなく山を迎えた
バラバラだったパートが一つの旋律に合流し、クレッシェンドが重なって迫力を増す
ピアノの和音も、曲を盛り上げていくはずだった
でも、その時の私は変に緊張していた
フォルテで、フォルテッシモで思い切り弾いた和音は、
半音外れていた。
Sop「え、今の何?」
Alt「なんかすごいずれてたけど」
Ten「きもちわりー感じ」
……ごめんね。じゃあ三小節前から
Alt「はぁ? やるわけないでしょ」
Sop「真面目にやってよ。あんたに私たちの出来栄えがかかってるんだから」
Ten「一番盛り上がるところで外すとかありえねー」
ちょっと、何言ってんの
fj「お前ら流石に言い過ぎじゃねーのか?」
さすがはkyの友達、しっかりしてくれてる
Ten「いやこいつが悪いんだし」
Sop「そうそう。第一さ、kyくんとちょっと仲良くなったからって調子乗ってない?」
Alt「私たちずっと口実探してたんだよね」
あんたをいじめるための。
コメント
1件
おお……これはまた重い展開に突入したな。 最初の合奏の一体感とか、音が重なる美しさが描かれてただけに、あの「半音外れ」の衝撃がめちゃくちゃ刺さったよ。しかもそれが“口実”だったっていうオチか…。指揮者kyとここねの関係とか、これからどうなるんだろう。fvが割とまともでちょっとホッとしたわ。続きすげー気になる🔥