⚠️オリジナルの組織
⚠️妄想激しい
⚠️キャラ崩壊
⚠️口調迷子
革靴の音が廊下に鳴り響く。
その音の正体は一人の少年だった。
片目に眼帯をして無表情で冷淡な少年。
そんな少年に対等で話せる相手がいた。
太宰「はぁ、疲れた」
中也「何が《疲れた》だ」
中也「手前はサボってばかりだろ」
太宰「失礼だな、これでも一応仕事はしているのだよ?」
中也「へいへい」
太宰「で、何で僕達が森さんの処に行かなきゃいけない訳?」
中也「森さんじゃねぇ、首領だ」
太宰「細かいなぁ…で、何で?」
中也「俺が知る訳ねぇだろ」
中也「でも、俺達が同時に呼ばれてるって事は任務の事じゃねぇか?」
太宰「たしかに」
コンコン
中也「失礼します」
森「よく来てくれたね」
太宰「本当だよ、僕達は忙しいの」
中也「失礼な事言うな!」
森「良いのだよ」
太宰「で、何の用?」
森「双黒の任務を頼みたくてね」
太宰「え〜、中也と?嫌なんだけど」
中也「それは同感だ」
太宰「森さんなら知ってると思うけど僕達忙しいんだよね」
森「そんなに難しい任務じゃないよ」
太宰「でも、双黒が動くって事は大事な任務なんでしょ?」
森「それは勿論だよ」
中也「あの、任務の内容は?」
森「今、我々ポートマフィアに楯突いている組織を知っているかね?」
太宰「【great】でしょ?」
森「その通りだ」
中也「意味は【偉大】、ですか?」
森「そうらしいね」
太宰「悪趣味…」
森「greatが数日前、芥川くんの班の部下を全滅させてねぇ…」
太宰「芥川くんが居るのにですか?」
森「うん」
中也「目的は何でしょう…?」
太宰「大体の敵対組織は《金》とか《地位》とか《商売》を目的としてポートマフィアに楯突くけど、greatの組織はきっとそれが目的じゃない…」
森「問題はそれだ」
森「目的がわかっていない」
中也「おい太宰、何故greatの目的が金や地位や商売じゃないとわかる?」
太宰「greatは功績が十分に伸びているからだ。今の功績だとポートマフィアに並ぶくらいの功績がある」
太宰「それにgreatはポートマフィアよりタチが悪い。ポートマフィアは殺しや商売だけどgreatはそれに加えて薬物販売をしている」
太宰「greatはこれ以上功績を伸ばす必要が無いのだよ」
中也「じゃあ何故…」
森「…..」
太宰「…部下の全滅、か」
太宰「ねぇ、森さん」
森「何だい?」
太宰「これまでgreatに被害を受けてる班を全部教えて」
森「これまでに被害を受けてる班は太宰くんの処の1班、4班、5班、中也くんの班の1班、2班、3班、6班だ」
中也「全部、俺達の処の班じゃねぇか」
太宰「…妙だね」
太宰「僕達の班だけが被害を受けている。運が良かったとしても不自然過ぎる」
森「本当は君達を向かわせるのは少し迷ったんだけど生憎、greatに対抗できる人材が君達くらいしか居なくてね」
中也「姐さんは?」
森「今は出張中なのだよ」
太宰『紅葉さんが出張中時の攻撃、僕達の班だけの被害』
太宰「…目的がわかりました」
森「本当かね?」
太宰「目的は【双黒】の破滅です」
中也「はぁ!?」
森「…何故そう思うのかね?」
太宰「不自然過ぎるんですよ。姐さんの出張中時の攻撃、僕と中也だけの班の被害、明らかに僕達を不利にさせるものばかりだ」
太宰「まるで、僕達の行動が全てが見透かされているかのように…」
森「…やはり向かわせるのは危険かい?」
太宰「大丈夫ですよ、これでも一応黒社会最悪のコンビですから」
森「そうかい…」
中也「必ず任務を遂行させます」
森「頼りになるね」
森「念の為、部下を他の部署から要請しておくよ。何人くらい必要だと思う」
太宰「…200人」
中也「そんなに要らねぇだろ!?」
太宰「いや…念の為に必要だと思う」
中也『ガチの顔だな…』
中也「チッ」
森「わかった、要請しておく」
森「何かあったら直ぐに連絡しなさい。greatは何をしてくるかわからない」
中也「わかりました」
森「よろしく頼んだよ」
太宰「…..」
中也「さっきから何を考え込んでる?」
太宰「任務の事さ、greatって組織、何か妙だと思わないかい?」
太宰「【双黒を破滅させる】と言うことはそんなに簡単な事じゃない。greatは功績があってもポートマフィアに対抗できるほどの地位や人材は無い。なのに仕掛けてきた」
太宰「…そんなに頭が足りない組織じゃ無いと思うんだけど」
中也「…実際に行ってみるしかねぇよ」
中也「わかんねぇ事を今考えてもわかる訳ねぇだろ」
太宰「…..」
太宰「greatの拠点は此処だ」
中也「…ポートマフィアに対抗してくるくらいだからでけぇ組織かと思っていたが大した事ねぇじゃねぇか」
太宰「ねぇ、中也」
中也「あぁ?」
太宰「今回ばかりは舐めない方が良い」
太宰「greatは何を仕掛けてくるかわからない。君でもやられる可能性があるのだよ?」
中也「…..」
太宰「あと、汚辱は使わないで戦え」
中也「何でだよ」
太宰「…もしも、僕が君の事を止められない状況になった時、君が汚辱を使ったらどうなると思う?」
中也「…俺が死ぬ」
太宰「その通り。まぁもしもの話だけど汚辱は使わない方が良い」
ドカンッ!
二人「!?」
中也「爆発!?」
太宰「…部下の到着の前に戦争かい?」
太宰「面白いじゃないか」
太宰「中也、爆発の方へ行け!」
中也「了解」
太宰「…そろそろ出てきたらどう?」
◯◯「バレていたか」
太宰「当たり前でしょ?」
太宰「お前は誰だ」
◯◯「俺はgreatのボスだ」
太宰「何が目的だ」
ボス「【双黒の再起不能】だ」
太宰「再起不能…?」
ボス「双黒は黒社会の中でもトップのコンビだ。我々や他の組織の邪魔でしか無い。其処で我々はある作戦を思いついた」
ボス「それが双黒の再起不能の作戦だ」
太宰「何故、破滅では無く再起不能なんだ?破滅の方が確証だろう」
ボス「我々はただ、再起不能にしたい訳ではない。双黒の苦しんでいる姿が見たいのだ」
太宰「…は?」
ボス「私達は散々、お前ら双黒に苦しめられてきた!だから、お前らにもその苦しみを味わってもらう」
グサッ
太宰「…えっ?」
中也「こりゃ何の冗談だぁ?笑」
其処には数え切れない程の敵が居た。
中也「それで汚辱を使うな、か」
中也「…幾ら何でもきついぞ」
太宰「…えっ?」
太宰の立っている地面に赤い液体が垂れる。暫くすると腹部から痛みを感じた。それで理解した、自分は腹を刺された事を
太宰「い”ッ」
ボス「苦しいか?痛いか?存分に味わえ!その感覚を!」
目の前が歪む。
太宰「…何か塗ったか?」
ボス「ナイフに毒を塗った。全身が麻痺して動けないだろう?」
太宰が座り込むとgreatの部下が100人程来た。そして太宰の体を固定する。
太宰「..,僕に、何する気?」
ボス「お前には苦しんで貰うぞ」
そうするとポケットからナイフを取り出した。それを太宰に向ける。
ボス「存分に味わえ」
グサッ
太宰「い”ッーーーーーーッ”!」
ボス「痛いか!?」
ボス「絶景だなぁ!」
グサッ
グサッ
グサッ
太宰「あ”ぁ”ッ!」
太宰『痛いッ!痛いッ!痛いッ!』
辺りには太宰の痛々しい叫び声が響いた。
どうでしたか?
「人生記録」の❤️の数、驚きました…
実は言うとあの作品、没だったんですよね…。なのにたくさん❤️押してくださりありがとうございます!!
新ストーリー、何を書こうか物凄い迷いました…。
簡単に言えばネタ切れです。
初めて太宰さん以外の物語を書こうかと思ったのですが、やはり太宰の物語になってしまいましたw
面白く書けるかわからないですが読んでくれると嬉しいです!
次回は❤️1000で投稿します!
では、また次回!
コメント
11件
え…?良すぎだろぉ…。 雲さんは、神なんですね…!
うひゃああ好き過ぎて語彙力家出しちゃいました あと関係ないですがあと六日で同い年い~(にも関わらずこの才能の差は一体…)
あああ好きだあ推しが苦しんでるとこが好きなんですぅ てか13歳なんですね!スゴすぎ