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休み時間
モブ「ねぇねぇ、あの子耳聞こえないらしいよ?」
モブ「まじぃ??じゃあ遊べるじゃんw」
モブ「やっぱり?だよねー!」
(トコトコ)
近くに歩きよってくる彼女たち。
またもやニヤニヤしながら寄ってくる。
私は先にノートに『どうかしましたか?』と書いておいた。
モブ「ねぇ、双葉さん?」
芽亜里『???』
モブ「やっぱ聞こえてんじゃねーのwwww」
芽亜里『🗒どうかしましたか?』
モブ「一々ノートにかくの?wwだるぅwww」
芽亜里『???』
モブ「ハテナばっか浮かばしてんじゃねぇよ!!」
(バチンっ)
頬を叩かれた。ビンタだ。痛い、何故叩くの?私何かした??
先生「ちょっと笹倉さん??!何してるの!!」
モブ「はぁぁ??なんでアタシが怒られんの??」
モブ「朱里は悪くねーじゃん」
先生「双葉さんは耳が聞こえないと言っているでしょう!!」
モブ「怒鳴んないでよアタシこわぁいww」
モブ「ちょっと朱里wwわかりやすいってww」
芽亜里『…』
私には分からない。みんなが何を言っているのか。何に対して笑っているのか、怒っているのか。
家族はみんな手話やノートを使って会話を成立させていた。でも、初対面の人とはそうはいかない。
みんな、手話を知らないもの。耳の聞こえない私の気持ちが分からないもの。
(ガタンっ)
先生「?!ふ、双葉さん!?」
私は机を叩いて立ち上がった。
モブ「えww先生ぇそのこえコイツに聞こえねぇよ?」
モブ「飛鳥ぁwwwwちょww」
先生を見て笑う2人と、顔を赤くしている先生。
その場はどんな空気だったか、私は知っている。そう『修羅場』だ