コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ゲーセンからの帰路にあるコンビニに寄ったあとの道は、セミの声が鳴り響き、冷房の強いコンビニの涼しさから段々夏の暑さを主張している。
「あっつ〜…。」
汗を時々拭いながら、コンビニで買ったキャンディーアイス…いわゆるガリガリ君のような物を舐める。この暑い夏でも流石にアイスを一気に飲み込むのは辛い。
「おいしぃ〜!」
筈なのに彼…Broooockは、アイスを一口で大半を飲み込んでいる。若干その行動に引きつつも、見て見ぬふりをして自分のアイスを舐める。一気に食べるのは流石に無理だが、この暑さじゃアイスが溶けてしまう。思い切って角の方を一気に食べてみる。
「つめたっ…」
ふいに声が出てしまった。ただそれは口の中で一瞬のうちに溶け、既に口の中はそれの冷たさを感じない。
「あはwしゃ〜くん早く食べないと溶けちゃうよ〜?」
彼のふわっとした声が耳に入る。彼のアイスはハズレだったらしくさっきは落ち込んでいた筈だが、直ぐに調子を戻し、こっちを煽ってくる。
「はぁ……。うん、美味しい!」
まぁ別に美味しいからいいや