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ゲーセンからの帰路にあるコンビニに寄ったあとの道は、セミの声が鳴り響き、冷房の強いコンビニの涼しさから段々夏の暑さを主張している。


「あっつ〜…。」


汗を時々拭いながら、コンビニで買ったキャンディーアイス…いわゆるガリガリ君のような物を舐める。この暑い夏でも流石にアイスを一気に飲み込むのは辛い。


「おいしぃ〜!」


筈なのに彼…Broooockは、アイスを一口で大半を飲み込んでいる。若干その行動に引きつつも、見て見ぬふりをして自分のアイスを舐める。一気に食べるのは流石に無理だが、この暑さじゃアイスが溶けてしまう。思い切って角の方を一気に食べてみる。


「つめたっ…」


ふいに声が出てしまった。ただそれは口の中で一瞬のうちに溶け、既に口の中はそれの冷たさを感じない。


「あはwしゃ〜くん早く食べないと溶けちゃうよ〜?」


彼のふわっとした声が耳に入る。彼のアイスはハズレだったらしくさっきは落ち込んでいた筈だが、直ぐに調子を戻し、こっちを煽ってくる。


「はぁ……。うん、美味しい!」


まぁ別に美味しいからいいや

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