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透子(とおこ)を置いて、 隼(はやと)は飛び降りるように階段をくだった。
「聞こえるから、もっと静かに呼ぶことできねぇのか?」
「あのね、私、どうしても伝えたいことがあるの」
「人の話、聞いてねぇのかよ……」
勝手に話を進める 榎本(えのもと)に、隼は 愚痴(ぐち)をこぼすのだが、それすらも聞いていない。
「私、 渡(わたり)くんが好きなの」
「ああ、知ってる。だが、俺は付き合えないと言ったよな」
「そうなんだけど、そうなんだけど……」
榎本は決心するように、胸の前で両手をギュッと握った。
恋愛*スクランブル
第78話 はじめの一歩
「どうしても諦めたくないの。こんなにも胸が温かくなって、もっと知りたいって思うの、初めてなの……」
一昨日よりも昨日、昨日よりも今日。
だんだん言葉や気持ちが強くなっているのを、隼は感**********
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