テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
💚視点
✱.˚‧º‧┈┈┈┈┈┈┈┈┈‧º·˚.✱
休み明けで、皆何してた~なんて話をしつつ、最終リハ前の隙間時間に仕事をこなす
昔から小さい仕事を積みかされてきたから、どんな仕事も大切にしてきた
時々くる直筆のアンケートやメッセージはきちんと心をこめて丁寧に書くのを大事にしているが…後半、うっかり文字が乱れた
めめが佐久間との交際を宣言したから
流石に心が乱されて、それが文字に反映しちゃった感じ
もしかして…
もしかしなくても、俺が橋渡し的な役割をしたのか?
『阿部ちゃん、佐久間くんを送る役目、かわってもらってもいい?
俺、ちゃんと話したいんだ、佐久間くんと』
あの新年会の日
『佐久間酔ってるし、ちゃんと話すなら日を改めた方が良いと思うよ』なんて言葉を返していたら…事態は変わっていたのかな?
佐久間のめめに対する気持ちははっきり聞いた訳ではないけど、分かってた
でも、めめが佐久間の気持ちを受け入れる事はないんじゃないかと思っていたんだけどなぁ
1つの事しか出来ないと言うめめ
仕事と恋愛を秤にかけたら、やはり仕事を選ぶと思ってた
世間に隠しながら仕事と恋愛、両立できるの?
バレたら、どうするつもり?
佐久間の事を端から諦めて告白する事さえ考えなかった自分が、あれこれ言うのは違うと分かっていても、この時はまだ2人の幸せを願う気にはなれなかった
佐久間が幸せならーーーなんて思っていたのは現実が見えていない綺麗事だったんだな
相手が誰でも、きっと嫌だったと思う
自分が幸せにするんだ、と言いきれないくせにバカみたいだよね
モヤモヤする気持ちを抱えながら、それを微塵も出さずにアイドルとして振る舞う
ステージにいる間は色んな事を忘れられた
声援や俺の内輪を振るファンから大好きって気持ちを受け取って、笑顔になれる
歌の合間、ダンスの合間
佐久間ともアイコンタクトを取って笑いあった
めめとの事が俺らに知られたって時は、首まで真っ赤になってたけれど
佐久間も俺もプロだから、個人的な事情など来てくれたファンの前では一切出さない
今日もキレのあるダンスと良く通る歌声と
とびっきりの笑顔で魅了する
俺の大好きな佐久間がそこにいた
このまま時が止まれば良いのになぁ
自分のモノに出来ないなら
誰のモノでもない、皆のモノであって欲しかった
ユニット曲の出番前に
少しだけ、めめと2人になる時間があった
ステージ裏では音が響き、スタッフ達も忙しなく動く
至る所にあるカメラに気を付けながら
「あのさ」
聞きたかった事を聞いてみる
「何?」
音がうるさすぎるから内緒話のような形になる
「バレたら、めめはどうするの?」
「佐久間くんとの事?」
昔と違ってLGBTQ問題も多様性の時代として受け入れようという動きがあるし、一部の自治体では「パートナーシップ制度」が導入されたりもしているが、やはり差別は根強く残る
自分が理解出来ないモノは排除しようとするのは人間の性なのかもしれない
「バレたらバレただよ。受け入れて貰えるように努力するし、攻撃されるなら戦うかな」
めめはあっさりと答えた
多分、もう自分の中に答えがあったのだろう
バレて批判されて、別れるぐらいなら最初から付き合わない
「2人で見つけるよ、幸せになれる方法を」
潔すぎるぐらいはっきりと言いのける姿に、自分との明らかな違いを見て、苦笑した
こういうヤツだから佐久間は好きになったのかもな
「まぁすぐに遠距離って言う試練があるんだけどね」
残された時間はあっと言う間に過ぎるだろう
「それは乗り越えてもらわないとね」
ポンッと肩を叩いた
「頼むよ、うちの佐久間を」
俺の大切な人を
めめの答えを聞いて、俺はやっと幸せを願う気になれたんだ
✱.˚‧º‧┈┈┈┈┈┈┈┈┈‧º·˚.✱
相手の幸せを願う事はなかなか難しい
リアルで言うなら
例えば推しが交際、結婚ってなったら…ファンって立場でしかないけれど、やっぱり凹むし、幸せになってねって思うまでにかなりの時間がかかりそう´•̥ ω •̥`
魅力的な人たちだから、いるのが当たり前と思いつつも、アイドルでいるうちは全力で隠して下さいと願う
傷付かないように2次元オタクでいたのになぁ
ピンクの妖精があまりにも可愛いから3次元に戻っちまったぜ
コメント
4件
え、わたしも同じく… J拒否してた人間がピンクの天使に魅了されて、Jオタになった腐女子です(ᐥᐜᐥ)♡ᐝ
同じく…ピンクの天使のおかげで初めてJに足を突っ込んでしまった元二次元オタクです( ´⤙`⸝⸝ )熱愛とかでたらきっと暫く正気を保てなさそう:(˘•̥ㅁ•̥˘ ):