テラーノベル
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事務所の朝は早い。
🧡「あ、○○まだ寝てるかな」
💜「昨日は早めに寝たっしょ?」
❤️「…そろそろ起こすか」
💚「おっけ、声かけてくる」
すると部屋からひょこっと出てくる○○。
ちょっと目元がむくんでるけど、昨日より顔色は良かった。
○○「おはよ…」
💙「おはよー○○、ちゃんと寝れた?」
○○「うん…」
❤️「じゃ、今日は朝イチで歯科検診するよ」
○○「えぇぇ…」
💚「がんばろう!ゆっくりでいいから!」
○○「…やまとはヤダ」
❤️「(わかってたよその反応)」
❤️「でも国家資格持ってるの俺とゆうたしかいないんだけどなあ」
💜「○○、じゃあひゅうががやったらどう?」
○○「ひゅうがならいい」
💜「(えっ)」
❤️「ちょ、ちょっと待ってw なんで!?」
○○「ひゅうがは優しいし…」
💜「え、まじ?じゃあやるけど!?!?」
🧡「えーじゃあじゃあぼくは?」
○○「あむぎりもいい!」
🧡「やったーー!」
💚「ちょ、ちょっとまって国家資格組蚊帳の外w」
💙「じゃあ僕は?」
○○「ゆうまもすき!」
💙「(にっこり)」
❤️「……」
💚「……」
💜「つまり○○が嫌なのって…」
○○「やまとと、ゆうた…」
💚「(オーマイガー)」
❤️「俺とゆうたは歯磨き上手だったでしょ!?」
○○「こわいもん…」
💚「たしかに…こないだ膝に寝かされてやまとに磨かれてる時、俺痛かったしなぁ」
❤️「虫歯だったからだろ」
💜「○○、じゃあ今日だけひゅうがとやってみる?」
○○「やる…!」
ということで、急遽開催された「ひゅうがのなんちゃって歯科検診」
💜「○○ーこっちおいでー」
○○「…(とてとて)」
💜「じゃ、ひゅうがの膝にゴロンしてみて」
○○「…できた」
🧡「かわいー!うちの子感ある!」
💙「なごむな〜これw」
💚「でもそれ、ほんとは国家資格ないとダメなやつなんだよなぁw」
❤️「やるなら責任持ってね?」
💜「よーしじゃあ!あーんしてくださーい」
○○「あー…」
ひゅうがの手が口の中にそっと入る。
指先でそーっとほっぺたを伸ばして、口の中を覗き込んだ。
💜「あ〜〜これは…」
🧡「どお?ひゅうが歯科医!」
💜「えっと〜〜…歯がないw」
💚「そこは知ってたw」
💜「右下の一番奥、穴空いてるね〜?」
○○「それ、ずっと痛い…」
💜「そっかそっか、今日優しく磨いてもいい?」
○○「うん…」
❤️「(この対応力…まじですごいな)」
💚「(やまと、悔しそうw)」
そこへ再び登場したゆうたとやまと
💚「○○〜次はゆうたでも磨いていい?」
○○「…やだ」
💚「うん、ごめんw」
❤️「じゃあ俺は?」
○○「いちばんやだ」
❤️「ひどくない!?」
🧡「○○ちゃんの優先度が完全に国家資格ない組なんだけどw」
💜「ま、でもここまでさせる気になっただけ偉いよな」
💙「うん、ほんと偉い」
○○「…ひゅうがはなんでそんなに優しいの?」
💜「うーん、○○が可愛いからかな?」
○○「…////」
💚「(これはしばらくゆうたとやまと出番なさそう)」
撮影終了後:
❤️「なあ、俺たち歯科医免許持ってんのにさ」
💚「子ども人気はないな…」
💜「じゃあお兄ちゃんたち、国家資格以外で勝負しよーぜ!」
🧡「愛情とか?」
💙「癒しとか!」
❤️「いっそ子ども保育士の免許取ろうかな」
💚「でもさ、○○が笑ったならそれでいっか」
○○「ねえ!あしたもひゅうががいい!」
❤️「…………」
🧡「やまと落ち込んでるwwww」
コメント
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