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【2】wnru 僕の彼氏


【1】の続きです。




お風呂から上がると僕が作ったカレーと唐揚げが温められていた。

流石に任務終わりで空腹を感じて小さく

腹の虫がなる。


「聞こえてんぞ。」


ニヤリと笑い振り返るロウ。


「もう、変なとこ聞かないでよぉ。人間ならセーフなのにぃ」


「残念だなぁ彼氏が狼で。」


そう言って唐揚げを口に突っ込まれる。


「んぐっ」


自分で作った唐揚げだがしっかり味がついてて美味しい。

空腹の腹に沁みる。


「うまぁ。」


「ほら皿持ってけ」


僕がカレーと唐揚げを入れた皿を持っていくとロウがドライヤーをこっちに持ってくる。


「乾かしてくれんの?」


「ん。食おうが食わまいがそのまま乾かすから飯は自分でどうにかしてくれ」


無茶なことをおっしゃると突っ込もうとしたら間髪入れずドライヤーで熱風を吹き付けられる。


…頭撫でられてるみたいかも。


唐揚げをもう一つつまみながら

終わるのを待つ。

数分して終わったのかドライヤーの音が

切れる。


「うし。完璧」


満足そうに答えて片付けに戻るロウ。


「〜♪」


俺は再び立ち上がり、

ハイボールを2杯分つくる。


「でたハイボール。俺は普通の濃さね」


片付けて帰ってきたロウはそう言いながら小鉢に入れたサラダを出す。

俺が切って水につけておいた野菜、

わざわざ小鉢に入れてくれてたんだ。


「わかってるーって」


ハイボールを作り終え、2人でソファに座る。


「乾杯しよぉろーきゅん!」


「ろーきゅんって呼ぶな」


「はいってことでぇKPぃ!!!!」


「っふっ…乾杯」


こつんとグラス同士が触れ一口ずつ口にする。


「あ”ぁ…さいっこう…に幸せ」


心からの声が出るとまたケラケラと笑われる。


「ね、美味し?」


覗き込んで聞くと、


「ん?いつも通り」


なんて言葉が返ってきたのでわかりやすく拗ねてみる。


「ふはっ嘘だよ。ちゃんと配分調整してくれてるんだよな?分かってるって」


「もぉー!すぐそうやって意地悪してっ」


「悪かったって」


そんなじゃれあいをしながら適当に話しをしようとしていたけど少しだけ興味本位で言葉をつなげてみる。


「もぉ全然いいけど…あ、ちゅーしたらゆるしたげる」


「何だそれ。」


おかしそうに笑い、

躊躇いなく唇同士が触れ合う。


「いっつもしてんじゃん。今更恥ずかしがると思ってんの?」


自信満々にニヤリと笑うロウは思ったのと違う反応だったがそのことを口にしてる時点でかなり可愛いので何も言わずに寄りかかる。


「…恥ずかしがってても可愛かったなぁって」


「そ。じゃ問題ないね」


「ん。」


ハイボールをまた傾け、少しだけ酔いが回る。


「寝んなよ」


「勿論じゃーん」


楽しい…マジで最高。

可愛いしかっこいいし…



マジで僕の最強の彼氏。










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