桃青、♡喘ぎ、オメガバース
本人様や、桃青・BLが苦手な方などの目につかないよう、スクショや転載、拡散などはおやめ下さい
投稿主が字書き初心者なので誤字脱字、おかしい文を見つけたらそっと指摘頂けますと幸いです
上記については気付き次第直します
あまりオメガバースが得意ではないのですが、
あまりにも人気が高いジャンルすぎて足を踏み入れてしまいました
完全なオメガバースではありません
地獄を見た。という言葉が正しいだろう。
Ωとして生きてきて、こんなに辛い経験をしたことはない。
青「けほっこほ…っあ゛〜もぅ、はよかえって来いや…」
発情期と体調不良のダブルコンボ。
咳は出るし死ぬほど暑いしダルいしセックスしたいし。
色々な感情が渦を巻いて気持ち悪さが増していく。
加減を知らずに増していく不安感が心臓を煩くする。
この状況を、あと数時間耐えなければならない。
でもきっと、大丈夫。そうだと信じるしかなかった。
青「…っぅ゛、はぁ…っ」
だが、数十分も経ってしまえばまた不安感に襲われ、
汗か涙かも分からないものが枕を汚していく。
青「ないこっ、ないこ…ぅ゛う〜、ッ……」
寂しさを紛らわすようにないこの名前を呼ぶ。
だが、それは逆効果だったようで、更に「会いたい」と思ってしまう。
いい大人が恋人を求めて泣き喚くのは、冷静になればなんともいえないのだが。
ガチャ、と音が鳴る。
あれから数時間経って、やっと用事を終えたないこが帰ってきたらしい。
「ただいまー」と今までの苦労を何も知らないないこが、呑気に鼻歌を歌いながら寝室のドアを開ける。
それはそれは酷く驚いた顔でこちらを見てくる。目の前で目が赤く腫れ上がった恋人が震える声で自分の名前を呼び続けている姿に平然を装える力は生憎ないこに備わっていなかった。
ふと我に返り、慌てたように抱きしめると少し肩を震わせて「っひぇ、」なんて情けない声を上げつつ、頭を擦り付けて強く抱き返してくれた。
ないこは当然この状況に焦っており、何が何だか、という思いでいっぱいだったが、まずは腕の中でぐすぐずと鼻をすすりながら嗚咽を上げているいふの心の安定を取らなければと、「遅くなってごめんね」と一言小さく呟く。
すると、ゆっくりと顔を上げたいふが、ないこの目をちらちらと見ながら話し始めた。
青「俺っ、風邪、引いちゃったかもで…やけど、発情期も…被っちゃって…っそんで、暑いはずなのに…寒くて、怖くてっ、!涙も汗も、とまんなくて…な、ないこっ、も…帰ってこないから…ほんまに怖かったぁ…」
拙いけど、一生懸命伝えてくれて、なんだか自分まで涙が出そうになる。
桃「そっか、ごめん、ごめんね、ひとりにして。怖かったね」
とは言ったものの、先程からはぁはぁと荒い息遣いが聞こえてくる。これは決して泣いたことによって起こったものでは無いと何となく察した。きっと、発情が収まらずにいるのだろう。
だが、こういう場合、発情期か、体調不良か、どちらを優先したらいいのだろうか。
もちろん普通は体調面を取って休ませるものだが、ないこ達は”普通”とは違かった。成人男性二人の色欲とは計り知れないもので、少しばかり体調が優れないときがあっても、何があっても、時間が許す限りは性欲を優先してきた。つまり、恐らくないこ達は発情を取るのだ。でも、それはいちばん辛い本人が決めることであって、ないこ1人が決めていいことではない。
桃「ねえまろ?まろはさ、今、体調を考慮してゆっくり休んで寝るのと、俺とえっちするのとどっちがいい?」
聞いてしまった。でも、聞かなければいけなかった。
いふは少しも悩む素振りは見せず、目を擦りすぎたせいか、充血しかけている目をばっちり合わせてしっかりと俺の目を見て発した。
青「ないこにこの風邪、移してあげる…」
桃「んー、まあ、だと思った 笑」
やっぱり今日も俺たちは変わんないね。
青「ん、…っふ、はあ、♡」
桃「…っ、今日は、ちゅーはおあずけだよ…、ッ?」
青「ん゛ぅ、♡ちゅーしたぃ゛ッ、ぉ゛…っ♡、んぁ、♡」
桃「ッ゛…♡ほんっとに、かわいい顔してもだめだって…笑 ♡」
ないこ、ないこ…♡
うぁ、かっこいい…♡♡♡
どうしよう、はしたないってわかってるのに、っ♡
ないこがほしいっ…♡♡もっと、いやだ、だめ、もっと…♡
とっくのとうに、いふの頭は快楽しか受け入れていなかった。ないこがずっとかけてくれている言葉も、単語だけを聞き取り、適当に繋ぎ合わせて返事をする。今のいふには、会話ができているかどうかなんて確かめる術はなかった。
桃「…、゛まろ、ストップ…、♡」
青「ぐ、ッ…ぅ゛♡♡」
桃「落ち着いて、」
青「…っは、…♡だって、だってぇ…♡♡」
桃「俺も早くまろと一緒になりたいし、発情期辛いのも分かるけどね?早とちりしたら意味ないの、賢いまろならわかるでしょ?」
青「…ん゛〜、、」
桃「もじもじしない、……まろ。ちゅーできない代わりに、別な気持ちいことしよっか?」
赤ん坊に向けるような笑みを浮かべ、ないこはいふの頭を優しく撫でた。それにすりすりと頭を擦りつける姿に、一瞬だが理性を飛ばしかけた。
青「そ、そんなんあるん…?♡」
桃「そりゃあるよ、準備するからここで待っててね」
青「…はあい、」
1人で残されるのは不服でしか無かったけれど、快楽のために仕方なくだった。
しばらくして、両手にナニカを持ったないこが視界に写った。
桃「おまたせ、」
青「バケツ…?」
桃「うん」
青「そ、それを何に…」
桃「まろは、
ローションガーゼ、って知ってる?」
どこで知識を得たかは記憶にないが、聞いたことはあった。なんでも、快楽が凄いと噂だった気がする。
でも、それを俺が…?なんて思ってしまったら、とんでもなくわくわくしてる自分がいて。それが何よりも怖かった。
青「それを…俺が?」
桃「もちろん。まろならきっとやってくれると思って」
青「俺そんな軽い人間では無いんやけど…」
桃「まあまあ。で、やってくれる?」
青「…」
正直に言えば、やりたくはある。でも、やりたくない。快楽に溺れて、壊れてしまう自分が怖かった。未来の自分を想像して、冷や汗がとまらなくなりそうだった。
でも、やはりいふは弱い。顔がいいから、という理由だけでは無いが、何かと圧のある恋人に、いつも負けてしまうのだ。
青「…ええよ、望むところや」
桃「壊れすぎないでね、本番が待ってるんだから」
青「あ゛ッ、あぁ゛う゛ッッ゛♡♡♡やだやだやだ、っ!♡♡♡♡」
桃「まだ始めたばっかりだよ…w」
青「や゛ぁっ!♡ぅ゛う〜〜、ッッッ♡♡♡♡♡ないこッ♡ないこぉ゛ッ♡♡ぎゅ、ぎゅーしてほし、っ゛♡♡♡♡」
桃「今は無理だよ、ガーゼ持ってるし」
青「んや゛あぅ…♡♡ぎゅってしていき゛たぃ…のぉ゛♡♡♡♡」
桃「可愛いけど後でね」
青「んあっ゛♡♡あ゛っあっ♡♡♡♡♡いく゛…っ♡♡ぃ゛ッ…!?♡♡♡♡♡♡」
目に火花が散った。と同時に後ろに傾いた俺を受け止めてくれたないこが、酷く色っぽく見えて。
意識が朦朧としてくる中で、暖かな温もりだけを強く感じて。
青「んあ…♡♡やっとぎゅー、してくれたぁ…♡♡」
桃「っ、ほんっとに……本番いけそう?」
青「あ…ッ♡が、頑張ります…♡♡♡」
ぐち、ぬち、と先走りやローションで湿った肌と肌がぶつかり合う音が部屋中に響く。
意識すればするほど音が大きくなっていく気がしてならない。いふはなんとか紛らわせようと天井をぼーっと見つめ始めた。
それに気づかないはずもなく、ないこが「こっち見て」と言わんばかりに強く、深い場所をごつごつを刺激する。
青「あ、んッう゛…♡♡ひぁ、ッ?♡」
桃「ほんとここ好きだね」
青「ん、すきッ♡♡♡しゅき゛…っ♡あ、やぁ゛っ、♡♡♡」
青「いく、ッいくいく゛ぅ゛っっ♡♡♡♡っあ゛♡やだ、いきたっ、んぁ゛う、♡♡♡いかせてくらさぃ゛゛ッッ…♡♡♡♡ッ、は、ぁ゛♡♡♡♡♡」
すぐにいかせまいと、ないこは立ち上がっているソコの根元をぐっと掴む。いふはそれすら快感に値するのだが、白濁を出せないもどかしさに思わず身をよじる。
いふはナカで蠢く快楽に耐えられなくなり、唸りながら目を閉じた。
刹那、人間からは到底鳴るはずのない音が鳴った気がした。音にばかり気を取られていたが、数秒も経たないうちに信じたくないほどの感覚に襲われる。何も状況が分からないまま、背中を海老反りのように反らし白濁やら潮やらを吐き出す。
桃「っ…ごめ、でる…ッ♡」
青「ぁ゛ッ、や…、♡♡ぁ゛え、とぁんな゛ッ…♡♡、う゛♡♡♡ぉ゛、〜〜〜…♡」
桃「かわいいねまろ、すっごいかわいい…♡」
青「んあ゛う、♡♡♡なぃこ゛、ない゛、ッ♡すきっ♡ん、らぃ゛ぅきぃい…っ♡」
桃「ん…♡俺も大好きだよ…♡」
青「ん゛…ッ♡っはあ……♡♡♡…ぅ゛ん、♡」
桃「眠くなっちゃった?…無理させちゃってごめんね、」
青「あぅ…♡なぃこ、あぃあと……っ♡♡」
桃「ん、ゆっくり寝て元気になってね、おやすみ…♡」
いふの寝息が聞こえたのを確認して、ないこは1人、甘い夜を主張する部屋を眺め、朝を迎える準備を始めるのだった。
ベルーナ近くてどきどきですね、楽しみです😌
ないふさんの絡みが見たい所存です
X(旧Twitter)アカウント → @K_rite_
閲覧ありがとうございました🙌
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